ピッコマで公開されている「優しいあなたを守る方法」のネタバレと感想になります。
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「優しいあなたを守る方法」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【37話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
怪我の確認
レティシャは足の傷を確認したいとバネッサに言った。
今まで誰も気が付かなかったのに、どうやって知ったのだろうと表情を曇らせるバネッサ。
完全に治っていると嘘をつくバネッサに、見せなくてもディトリアンに事実を報告するとレティシャは言う。
ディトリアンに迷惑をかけたくないバネッサは公国に到着したら治療をすると言うが、それでは遅いことはレティシャも知っていた。そして、治療するには新聖力を使うことができる翼の2人にお願いをするしかないと。
しかし、帝国の者に甥を殺されたバネッサは、彼らの助けを求めるわけにはいかなかった。そして、彼はレティシャに足の傷を知らないフリしてくれるようにお願いをする。
バネッサも片足のない生活になることに恐怖を感じていた。しかし、自分が帝国に助けを求めることの方が、恐怖なのであった。
バネッサの姉
バネッサが生まれた時、姉は15歳であった。
その1年後、両親が事故で亡くなった。そして、同世代の友達がドレスについて悩む時に、姉はバネッサを育てるために奔走することになったのだ。
苦労しながらもバネッサを育て上げてくれた姉が、いかに大きい犠牲を払ったかを知っていたバネッサ。彼女が自分自身の人生を送れることを願いつつ、一方で彼女が自分から離れていかないことを願っていた。
その後、姉が結婚することになり、拒絶反応を見せたバネッサは逃げるように騎士試験を受けることとなった。
騎士団に入ってからは家にも寄り付かず、姉からの寂しいと書かれた手紙もすべて無視をした。
そんな中、彼女から息子が生まれたという手紙が届く。
甥に会いに行ったバネッサは、生まれて初めて見る平和に笑った姉の表情を見た。
そして、バネッサは甥を抱くと、愛しい甥の表情に姉が自分を育ててくれたのは犠牲だけではなかったと悟るのであった。
最後の言葉
数年後。疫病が流行り、義兄がこの世を去り、姉もそれに続いて亡くなってしまう。
姉が息を引き取る直前、バネッサは大粒の涙を流しながらこう言った。 姉が僕を育てたよりも、もっとよく甥を育ててみせるから心配しないようにと。
すると、そんなことはしなくていいから、ただ自分の人生を生きて欲しいと姉は最後の言葉を残すのであった。
バネッサは姉ほど完璧な保護者でなくても、甥のことを大事に育てていた。しかし、その甥は帝国に殺された。
だから、自分の足のために帝国に頭を下げることなんて絶対にできないとバネッサは考えていたのだ。
足の傷を知らないフリをして欲しいとバネッサにお願いをされたが、レティシャはそれを断った。バネッサの姉はあなたがまともな人生を送ることを願っていたのだからと。
姉の遺言をどのように知ったのか不思議に思うバネッサは、驚いた表情をするのであった。
【37話】感想
この漫画を読み始めてから初めて涙を流してしまいました。自分を大切に育ててくれた姉の代わりに育てた甥が殺されるなんて、なんて辛かったでしょう。。バネッサには幸せになって欲しいと思います。
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