ピッコマで公開されている「私を食べないで」のネタバレと感想になります。
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「私を食べないで」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【7話】ネタバレ
エルタが感じる危機感
エルタの服が欲しいという希望で、彼女はザヒドと共に買い物に来ていた。
好きなだけ服を買うがいいと言ってくるザヒドだが、彼女はまずは弟エダンと妹シャルルの服が欲しいと言う。
それなら君の服は俺が選ぼうと彼は言い、エルタはザヒドに服を選んでもらうことになった。
無事服を買い終わって店を出ると、こんな服を着るのはいつぶりだろうとエルタは少しウキウキしているようだ。
そんな彼女の帽子のひもを締めてあげようと、ザヒドがそっと手を添えると、ふとエルタは彼から威圧感を感じる。それは身動きできないような威圧感だ。
そんな彼の雰囲気を感じて、エルタは少し不安を覚えた。
彼は誰かに従うような人間ではない。必要とあれば他人を利用して切り捨てることが出来る人間。もし私に利用価値がなくなれば…
そう思ったエルタは、少し危機感を感じるのだった。
本気で口説くつもり
服の店を出た2人が歩いていると、エルタは飴を売っている店をジッと見つめていた。
別に飴が欲しいわけではないが、ただ考え事をしてボーっと見ていたようだ。
そんな彼女の目線を感じ取り、欲しいのか?とザヒドが聞いてくる
ただボーっと見ていただけではあるが、飴くらいなら買ってもらってもいいかと思い、はい!とエルタが答えると、ザヒドは待ってろと言って店に入って行く。
暫くして店から出てきた彼が手に持っていたのは売買契約書であった。
どうやらエルタの欲しいという言葉を受け、店ごと買ったようである。
カルノア公爵家のことを気に入ったか?と聞いてくるザヒドに対し、エルタは戸惑いながらも、財力で私を口説こうとしているのだと感じた。
その日の出来事でエルタは確信した。愛こそが女を縛れる頑丈な鎖であり、ザヒドは自分のことを口説くつもりであると。
彼が本気で口説いたらどんな女も落ちてしまうだろうが、エルタは小説で読んでザヒドの本性を知っている。
この先5年間黙って振り回されるわけにはいかない。利用される分だけ利用してやると彼女は心の中で思っているのだった。
エルタの計画
利用されるばかりではなく、自分もザヒドのことを利用しようと考えているエルタ。
彼女には計画があった。
エダンとシャルルが5年後に魔術師になったら、外国へ渡って保護を受け、他の魔術師の力を借りて2人を守るのである。
また、自分が浄化者の力で2人を支えたら、もしかしたらザヒドと互角に渡り合えるかもしれないとも思っていた。
そんなことを考えているエルタの元に、エダンとシャルルがやって来て、お姉ちゃんは本当に好きで結婚するの?と聞いて来る。
弟妹たちは、初めてザヒドに合った日、ゲイルらを始末する姿を見て恐怖を覚えていたようだ。
ザヒドの本性を知ってしまったのだから、もう正直に話してしまおうと思うエルタ。
結婚する代わりに50億マルカの借金を返済してもらうという取引をしたこと、そして一生公爵夫人でいるつもりはないことを説明する。
私たちは5年後にここを出るのと言いながら、エルタは弟妹たちをギュッと抱きしめた。
何としてでも最後まで生き残ってやると思っているエルタだが、やはり一番の問題はザヒドである。
朝起きるとチュッとキスをしてくる彼に対して、行動が全く読めずにエルタは戸惑っているのだった。
【7話】感想
ザヒドはエルタのことを本気で口説こうとしているつもりのようですが、それはどういう心情なのでしょうか。
ただ独占したいからというだけなのか、それともエルタに魅力を感じているのか。まだザヒドの本心が深く描かれてはいないので、彼がどう思っているのか気になりますね。
とはいえエルタは当然ザヒドのことを警戒しています。小説だとそのうち殺されてしまうわけですから。2人の関係性がどうなっていくのか楽しみですね。
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