ピッコマで公開されている「私を食べないで」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第5話 | 第6話 | 第7話 |
「私を食べないで」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【6話】ネタバレ
教皇にとって邪魔な存在
エルタのことを教皇庁に呼び出すことにした教皇ジェノシウス。
彼はかつてないほど強い聖力を持って生まれ、どの教皇よりも高潔で清らかな存在であると人々は彼のことを称えた。
聖力は人々からは神から授かりし力だと呼ばれるものだが、しかしジェノシウスはその力がそれほど特別なことではないことを知っていた。
聖力は魔術師のように一つの才能に過ぎない。ただ白く美しい姿から、人々はそれを特別称賛しているのである。
とはいえジェノシウスの持つ聖力は強力なわけだが、そんな教皇に唯一立ち向かえるのが魔術師だ。
特にザヒドは4つの属性を発現した天才魔術師であり、ジェノシウスにとっては最も邪魔な存在である。
そして、ザヒドが選んだ貧しい娘と結婚するという不可解な選択は、ジェノシウスの目についた。それも50億マルカもの借金返済までしているのだからなおさらである。
そんな状況を見たジェノシウスは、エルタが浄化者である可能性が高いことを悟っていたのだった。
ジェノシウスの企み
庭園で一人考え事をするジェノシウス。
その浄化者をどうしようか。魔術師たちに取り合いをさせようか…それともカルノア公爵の前で首をへし折ってやろうか…
そんな恐ろしいことを呟くジェノシウスは、飛んでいる蝶々をガシッと掴み、ギュッと握りしめて殺してしまう。
不気味にニヤッと笑うジェノシウスは、どうやら絶望に打ちひしがれるザヒドの顔を想像しているようだ。
また彼には一つ気になっていることがあった。魔術師の悪性を癒す浄化者の力が聖力にはどう作用するのだろうか。
そういう意味でも、ジェノシウスは浄化者に関心を抱くのだった。
弟妹の無事
無事公爵家に招き入れられたエルタは、本当にここに来たのね…と少し戸惑いながら屋敷内を見渡している。
そんな彼女の元にやって来たザヒドは、弟と妹のことが心配だろうと言って、2人の所に連れて行ってくれた。
どうやらエダンとシャルルは治療を受け、ぐっすり眠っているようである。
2人の様子を見て安心するエルタ。
全てザヒド様のおかげですとエルタが言いかけると、そう堅苦しい呼び方をするなと言って彼はエルタの鼻をチョンと触る。
まさかのザヒドの行動に、エルタは少し動揺するのだった。
それから、話があると言って、エルタはザヒドの執務室に呼び出されるのであった。
ザヒドが聞きたいこと
エルタを執務室に呼び出したザヒド。
どうやら彼には確認したいことがあるようだ。まず彼が聞いたのは、どうやって自分に関することを知ったのかということ。
彼女の経歴などからして、情報ギルドの合言葉などを知っているのは不自然だからだろう。
しかし前世で小説を読んだからなどと言うわけにはいかないエルタは、預言者だからなどと冗談を言い、適当に誤魔化す。
言いたくないならいいと言って、ザヒドもそれ以上追及することはなかった。
それからザヒドはエルタと結婚した理由を話し始める。
1つ目は知っての通り魔術師として預言者である彼女が必要だったからであり、そして2つ目は、皇室からの縁談を防ぐためなのだと言う。
確かに前世で読んだ小説に皇女との縁談のことが書いてあったことをエルタは思い出した。
皇室との縁談を防ぐべくカルノア公爵夫人になったからには、それに見合うために教育を受ける必要があり、エルタはもちろんそれを受け入れた。
また何か望みはないかとザヒドが聞くと、服を買ってほしいとエルタは答えた。
早速買い物に行くべく、2人はそれぞれ支度をする。
エルタの準備を待っている間、さてこれをどうするか…と言うザヒドの机には、何やら手紙が置いてあるのだった。
【6話】感想
ジェノシウスが想像以上にヤバそうな人でした…。だんだん悪い面が見えてくるのかと思っていましたが、蝶々を突然握り潰すなんて最初から悪さ全開ですね…。
彼に目をつけられたエルタのことが心配になってしまいます。彼女は前世で小説を読んでいるので、ジェノシウスのことも知っているのでしょうか。
またザヒドの机にある手紙は一体何なのでしょうか。前回の話も含めて考えると、エルタ宛てのジェノシウスの手紙な予感がしますね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第5話 | 第6話 | 第7話 |