ピッコマで公開されている「私を食べないで」のネタバレと感想になります。
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【18話】ネタバレ
事件の後
エルタが拉致された事件の話は、世間に一気に広まった。
ザヒドがほとんど焼き尽くしてしまったペロシナ森の消火には丸一日がかかり、多くの焼死体が発見されたという。
それからザヒドは事件の黒幕を徹底的に調べ上げて、関与した者は厳しい罰を当たることを公表した。
そんなカルノア公爵の対応に、恋に落ちた公爵の逆鱗に触れたのだと人々は噂するのだった。
事件が落ち着いてからしばらくして、ザヒドは執事のダイマンと2人で話していた。
ザヒドは知っての通り基本的に人に興味を持つことがないのだが、エルタにだけは強い興味を持っていたのだ。
初めての感情にザヒド自身は不思議な感覚を覚えており、そのことをダイマンに打ち明けると、ダイマンもなんとなく察していたという。
というのもエルタが拉致されたときからザヒドの振る舞いはおかしかった。
いつもであれば用意周到に巧妙に仕事を進めることを好むザヒドが、森に火を放つなど考えづらい行動である。
ダイマンはそんなザヒドの行動を見て衝撃を受けていたのだ。
人に興味を持つという不思議な感覚を味わっていると話すザヒドに対して、そこまで心配する必要はないと思いますとダイマンは助言する。初恋ではありませんかと。
その言葉を聞いたザヒドは何か少し考え、恋…そうだな恋だ!と何か腑に落ちたようで少し微笑んだ。
そしてザヒドは新婚旅行のついでにカルノア領に寄ろうと思うのだった。
エシス教団
今回エルタが拉致された事件の調査結果から、事件に教皇庁が関与していることが判明した。捕まえて尋問した者の内、一部がエシス教団の信者だったのだ。
ただまだ証拠は出ておらず、その件については様子見しようとザヒドは思うのだった。
エシス教団にまつわる話。
唯一神のエシスは元々13の天使を率いていたが、あるときそれは12になった。エシスに最も近くで仕えていた天使アランティウムが裏切ったのである。
アランティウムはエシスに受けた恩を忘れ、無性という尊い存在から女性へと堕落したのだ。
それからアランティウムは肉欲を知り、悪魔を誘惑して邪悪な者たちの上に立つ女帝となった。
彼女は醜く堕落し、唯一神エシスに反旗を翻すのであった。
エダンとシャルルの決心
エルタが拉致された事件は、弟エダンと妹シャルルにも大きな影響を与えた。
特にしっかり者のシャルルのほうは強い罪悪感に襲われていたのだ。
姉は好きでもない男と結婚した挙句、今回拉致されるという危険な目に遭うことにわけだが、その一方で自分たちは温かい食事を食べて、雨風をしのげる家で平和に暮らしている。
シャルルは、姉の足手まといになっているだけの弱い自分が許せなかったのである。
15歳になってカルノア家を抜け出すときにはちゃんと力になりたいと思う2人。
そのためには賢くなる必要があり、彼らは勉強するのだった。
場面は変わり、夜、寝ていたエルタはふと目を覚ます。
すると彼女の目の前にはザヒドがいるではないか。
驚くエルタに、ザヒドは優しく微笑みかけるのだった。
【18話】感想
エルタが拉致された事件は様々な方面に影響を与えたようですね。
カルノア公爵の逆鱗に触れたなどと世間では噂され、エダンとシャルルは姉ばかり辛い思いをすることに罪悪感を感じてしまったようです。
そしてザヒドのエルタに対する関心はますます強まった感じでしょうか。エルタ自身の心情はまだ描かれてないので気になるところです。
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