ピッコマで公開されている「私を食べないで」のネタバレと感想になります。
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「私を食べないで」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【15話】ネタバレ
命の危険は
ザヒドに戦場に連れて行かれることになったエルタは、仕事をしながら考え事をしていた。
いくら何でも妻を戦場に連れて行く!?と不満を感じながらも、命の危険は感じていなかった。
というのもザヒドは、大地の魔術師がいるナイアカルとの戦いで、身分をかくしたまま歩兵から総司令官に上り詰めた男である。
そんな彼と共にいるならば、戦場であっても死ぬことはないだろうと思っていたのである。
そんな時、馬車が到着しましたという報告が使用人からエルタへ伝えられる。
彼女はその日ある人物と会う約束をしていた。それは帝国唯一の皇女。
どういうわけか今回、皇女は密かにエルタに会いに来たようだ。
笑わない皇女
笑わない皇女。
それは帝国唯一の皇女であるディアーナ・ド・バハルンの別名である。
彼女は公の場においてもずっと無表情であり、貴族たちからしたら近寄りがたい存在だ。
そんな冷たい雰囲気の皇女が唯一笑ったことがあった。それはザヒドと初めて顔を合わせたときである。
それまで皇女の笑顔を誰も見たことがなかったが、ザヒドと会った彼女はニコッと微かに笑ったのだ。
その笑みを見た貴族たちは感激して、皇女をカルノア公爵と結婚させようという風潮になり、皇女自身も満更ではなかったようだ。
おかげでザヒドは皇室からの縁談話に悩まされることになったのである。
そんな中で突然現れたのがエルタであった。
傍から見たら、皇女は突如現れた貧民街の娘にカルノア公爵を横取りされた形となってしまった。
そんな背景があるものの、今回皇女がわざわざ訪問してきた理由が何なのかを聞かされておらず、エルタは疑問に思っているのだった。
皇女の試したかったこと
エルタは花茶で皇女をもてなすが、皇女は無表情であり、話は全く弾まない。さすが笑わない皇女の別名を持っているだけのことはある。
皇女から何かしゃべることはなく、わざわざ会いに来たのにどういうこと?とエルタは思い戸惑った。まさかザヒドとの破綻のことかしらとも。
そんな時窓の外を見ると馬車が到着し、カルノア公爵が帰って来たようですねと言って皇女はやっと口を開いた。
少し試したいことがあるので先に無礼をお詫びしますと言って、皇女は突然エルタに謝る。
なぜ謝られたのかエルタは全くわかっていないが、帰って来たザヒドが2人のいる部屋に入って来た瞬間、皇女は手に持っているお茶を突然エルタの顔にパシャっとかけたではないか。
急な出来事に状況を理解できないエルタ。そしてその光景を目撃したザヒドは、づかづかと2人の前に来て机のお茶を手に取り、パシャっと皇女の顔にかける。
ザヒドは自分の妻にやられたことを、皇女にやり返したのだ。
妻に手を出すとはどういうことでしょう?と問うザヒドに対し、公爵がこんなに取り乱すなんて…面白いですねと皇女は言う。
憤っている様子のザヒドだが、エルタが彼を制止してとりあえず事なきを得た。
エルタは皇女と再び2人きりとなり、なぜさっきのようなことをしたのかと質問すると、カルノア公爵がどんな反応をするのか試したかったのだと皇女は答える。そして彼のあんな取り乱した姿は初めて見ると。
また皇女はエルタのことを気に入ったと言い、だからこそ忠告すると言ってきた。
カルノア公爵には気を付けて。彼は恋が出来ない人だから。
その言葉を聞いた瞬間、エルタも心当たりがあるかのように険しい表情に変わった。
そんなエルタの表情を見て、あら…もうご存知?彼が化け物だということを…と皇女は付け加えて言うのだった。
【15話】感想
笑わない皇女とは、またキャラの強い人物が登場しました。
試したかったからということで突然エルタの顔にお茶をぶっかけてきましたが、ザヒドの反応を見て何を確認したかったのでしょうか。彼は恋を出来ない人物であることを再確認したかったのですかね。
ただ彼が見たことない取り乱し方をしたことを考えると、今までと違って恋をしているのでは?とも思えてしまいます。
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