ピッコマで公開されている「私を食べないで」のネタバレと感想になります。
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「私を食べないで」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【14話】ネタバレ
甘い匂いにつられる皇太子
魔術師にとって浄化者は希少かつ世にも美味しい食物である。
ザビドもかつて浄化者を喰らい尽くしたヒビがあり、少しも罪悪感など感じたことはない。ただの至福の味がする食物でしかないのだ。
それだけ浄化者は魔術師にとって特別な者であり、バラの棘で流れたエルタの血の匂いには当然皇太子も反応してしまう。
甘い香りにつられるように皇太子は振り返ってエルタのほうに歩いて来る。
洗い流そうにも近くに水はなく、ドレスで拭いても血の匂いを消すことは出来ない。
どうしようかとエルタが困っていると、ザヒドは怪我している彼女の手を持ち、血の出ている指を加えたではないか。
皇太子に気づかれないよう傷口の血を吸ってしまおうというのだ。
予想外の行動にエルタは顔を真っ赤にして照れ、それを見ていた皇太子も同じく照れているようだ。
しっ失礼!と言って皇太子は立ち去っていく。とりあえずザヒドの誤魔化し作戦は成功したのであった。
血の味を知ったザヒド
浄化者であると皇太子にバレそうな危機から無事逃れたエルタ。
しかし一方のザヒドは険しい表情をしており、こう言った。
マズいな…こんなに美味いとは…思いもよらなかった。
彼はエルタの血の味を知ってしまい、その美味しさに衝撃を受けているようだ。
そんな彼の様子を見て、しまったと思うエルタ。
皇太子に浄化者であることはバレなかったものの、小説で生きたまま喰われた相手であるザヒドに血の味を知られてしまったのだ。
少し恐怖を感じたエルタは、じりじりと後ずさりするも、ザヒドは彼女の腕をグッと掴み、自分から離れないようにしてくる。
そして、裏切らないでくれ!俺は本気だ!と声をかけてきた。
何食わぬ顔で嘘をつく人がよくそんなことを言えるわねとエルタは呆れながらも、なぜか彼女はドキドキしているのだった。
皇帝への謁見
ザヒドとエルタは2人で皇帝レフィウス・ド・バハルンに謁見した。
女に興味がないはずのザヒドが選んだ相手が誰なのか、皇帝も気にしていたようだ。
そしてエルタは会話の内容をあまり理解していないが、皇帝は何やらザヒドに頼み事をしているようだ。
新婚なのにすまないのうと言う皇帝に対し、片時も離れたくないから妻も連れて行こうと思っていますと答えるザビド。
そして、必ずバハルン帝国を勝利に導いてみせますと彼は皇帝に約束するのだった。
謁見が終わった後、会話の内容が理解できなかったエルタは、何の話だったのかをザヒドに聞いた。
どうやらジェノシウス教皇が、ザヒドが教皇庁で魔法を使ったことについて、帝国に抗議を申し入れたのだという。
そしてその罪を不問にする代わりに、帝国の邪魔者を処理するようにザヒドは帝国に頼まれたようだ。
邪魔者と言っても小さな紛争をおさめるだけだから心配はいらないと彼は言う。
紛争ってことは戦争に出るんだ…と言ってギクッとするエルタ。
ザヒドが妻も連れて行くつもりだと皇帝の前で発言していた件、それはまさに、エルタを戦争に連れて行くという意味だったのである。
【14話】感想
エルタの血の匂いに引き寄せられた皇太子ですが、ザヒドの機転でどうにか誤魔化すことに成功しました。皇太子が特に気にしてなければいいですが、勘が良くて今後探りを入れてきたりしたら嫌ですね。ちょっと心配です。
一方でエルタの血の味を知ってしまったザヒドですが、今世では生きたまま喰らったりしないと信じたい…。笑
そしてエルタはどうやら戦争に連れて行かれることになりそうです。弟エダンと妹シャルルがどれだけ悲しい顔をするか、気の毒になってしまいます。
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