ピッコマで公開されている「私の夫が可愛すぎて困る」のネタバレと感想になります。
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「私の夫が可愛すぎて困る」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
庭園で2人きり
日も落ちてくるころ、ザカリーとイエリーは2人きり庭園で過ごしていた。
ザカリーとの時間をしみじみと嬉しく思うイエリー。皇女の代わりに選ばれてなかったら彼とは一生で会えなかったのねと考えていた。
そんなことを思っていると、目に何かゴミが入ったようで彼女は少し痛がる。
ゴミを取ってあげようとザカリーがのぞき込むと、久々にこんな近くでイエリーの顔を見たせいか、彼は顔を真っ赤にして照れている。
昔から綺麗だったが、また一段と美しくなったと感じたようだ。
それから目に入ったゴミを取ってあげ、2人は夕食に向かうことに。
その日はヘッセンバイツ公爵も含めた3人での食事なわけだが、ザカリーはあまり乗り気ではないよう。
ただイエリーに促され、手をつないで食堂へ向かうのだった。
変化した3人の関係
食堂で顔を合わせる3人。
3年前にザカリーが暴走しかけたあの日以来、3人の関係は少し変わった。
ヘッセンバイツ公爵はいまだにザカリーを化け物と呼んだりはするが、暴力を振るうことはなくなった。
一方のザカリーも父の期限を窺うことはなくなり、きちんと一線を引くことが出来たのである。
決して仲が良くなったわけではないが、初めての食事のときよりはだいぶましになったのだ。
そしてもう一つ変わった点があるとすれば、その日以来ヘッセンバイツ公爵はイエリーに優しくなったこと。
食堂でも仲が良さそうにするザカリーとイエリーを見て、ヘッセンバイツ公爵はこう思っていた。
アデル…お前は私にも幼い息子にも笑いかけてくれたことはなかったな…。私たちはこの子たちのようにはなれなかったのか…。
そう思いながら2人のことを見つめているのだった。
皇家の顔色を窺い
それから食事中、ザカリーに今度の蛮族の討伐に参戦しろと言うヘッセンバイツ公爵。
蛮族は公爵領の外に暮らす少数民族であり、昔から領地内で悪事を繰り返していた。
3年間で何度もザカリーは討伐に向かい、そのおかげで今では蛮族の勢いは衰えている。
ただザカリーはこの間の討伐から帰ってきたばかりであり、他の騎士だけでも十分なはずなのに…と思うイエリー。
しかしそれには少し事情があるようだ。ヘッセンバイツ公爵曰く、皇家が北部の蛮族を気にしているのだとか。
皇家は皇女の代わりに貧しい家門のイエリーを送り込むことによって、公爵とザカリーの分裂を狙っていたわけだが、結果として2人の仲は改善された。
思い通りにならなかった皇家は、なんとしてでも公爵家を潰すために次の作戦に出たのだ。
そして皇家に誠意を示すためにザカリーが討伐に向かわせようということである。
皇家の顔色を窺うという姿勢に疑問を感じるザカリーとイエリーだが、誰かを守るためにはこういうことも必要なのだとヘッセンバイツ公爵は言う。
それを聞いたイエリーはハッとした。その誰かとは自分のことなのだ。
つまりイエリーを守るために、ヘッセンバイツ公爵家は皇家の機嫌を取らなければいけないのである。
その事実を知ったイエリーは落ち込んだ。
ヘッセンバイツ公爵も少し気を使ってくれたのか、君の影響など微々たるものだ!と言い、そしてザカリーもイエリーのことを慰める。
しかしイエリーは落ち込んだまま、好きなチョコエクレアも口にせずに食事を終えるのだった。
イエリーを心配して
夜、イエリーのことが気にかかったザカリー。
侍女に彼女のことを聞いてみると、どうやらこんな遅い時間に一人で庭園に行ったのだとか。
それに寒い中ショールも持って行かずに出て行ったのだと。
心配したザカリーがショールを持って庭園にやって来ると、イエリーは木の上で一人座っていた。
彼女はこちらに気づき、ザカリーいつ来たの?と言って手を振っているのだった。
【12話】感想
どうやらヘッセンバイツ公爵との関係は昔よりも改善されたみたいです。喜ばしいことですね。
ただ親子仲が改善されたことで、逆に皇家からのけん制が強くなっているよう。煩わしい相手ですね…。
そして皇家の顔色を窺うのも、イエリーを守るためなのだとか。それを知って彼女は落ち込んでいますが、自分を責めないで欲しいです。
悪いのは自分勝手なことをしてくる皇家!そう思ってほしいですね!
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