ピッコマで公開されている「私の夫が可愛すぎて困る」のネタバレと感想になります。
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「私の夫が可愛すぎて困る」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【11話】ネタバレ
化け物ではなく次期公爵として
ザカリーのことを庇うイエリーを見て、ヘッセンバイツ公爵は亡き妻の姿を重ね合わせた。
それからまたザカリーが前に出て、イエリーではなく罪は自分が償うと主張する。この力を使ってでも彼女のことは守ると。
今までザカリーが父の暴力に耐えて言いなりになってきたのは、それが大切な人を奪ってしまったことに対する罪滅ぼしだったからである。
しかしザカリーは今日の祭りで多くの人を見て気づいたことがあると言う。
彼らが幸せでいられるのは、自分がこの領地を守っているからだということ。それはイエリーが気づかせてくれたことだ。
だからこの先”化け物”としてではなく、民を守る義務のある北部の次期公爵として生きると彼は父の前ではっきり宣言した。
これから戦闘に出たとしてもそれは父への罪滅ぼしではなく、その戦闘に意味があるから。そして父からの暴力に我慢するつもりもない。
これ以上我慢することは、妻であるイエリーのことを悲しませることになると思ったのだ。
そんなザカリーの言葉を受け、ヘッセンバイツ公爵は意味深に黙り込む。
しばらく黙った後、ヘッセンバイツ公爵はザカリーに一週間の謹慎を命じた。
それは彼が与える罰にしては考えられないほど軽いものなのであった。
彼女は人生の救世主
ヘッセンバイツ公爵が立ち去った後、お互いに抱き合うザカリーとイエリー。
イエリーはザカリーだけが罪を被ることになってしまったことを申し訳ないと思った。
自分がいなければザカリーが魔法を使うこともなかったのにと。
しかしそれよりもザカリーは彼女の感謝していた。
彼女がいなければ自分が化け物ではないと父に伝えることはできなかっただろうと。
忘れないで…!君は僕の人生に訪れた奇跡であり救世主だってことを!
ザカリーはそう言いながらイエリーをギュッと抱きしめるのだった。
3年が経過し
それから3年が経過し、この冬を過ぎればイエリーは17歳、ザカリーは19歳になると言う年。
それまで危うい平和が続いていた。
訓練場では騎士が剣術の練習をしており、ザカリーもそこで騎士のフォーデンと手合わせしていた。
そこにやって来るイエリー。彼女は持ってきたお菓子を騎士たちに配り、皆彼女の気遣いに嬉しそうにしている。
それから訓練場を離れザカリーとイエリーは2人きりに。
どうして毎回他の騎士にまでお菓子を渡すんだ?と不満そうなザカリー。どうやら嫉妬しているようだ。
しかしそうすれば皆ザカリーに優しくしてくれるだろうと。イエリーは妻としてちゃんと考えているのである。
皆がイエリーのことをいやらしい目で見るのが嫌なのだとザカリーは言う。さっきトムソンもペリエルも顔が赤くなっていたと。
彼がそんなことを話すのがイエリーは嬉しかった。彼が他の人たちと仲良くしている証だからだ。
ザカリーは昔と変わって表情も豊かになり、自分の意見もはっきりと言えるようになった。
そして大人になりますますイケメンになったザカリーの横顔に、イエリーはドキッとしているのだった。
【11話】感想
結局ヘッセンバイツ公爵が下した罰はかなり軽いものでした。彼が何を思ったのかは気になるところですね。
そして3年が経ち、ザカリーもイエリーもだいぶ大人の表情になっています。
ずっと化け物として扱われていたザカリーですが、公爵城の中で彼の立ち位置はどうなったのでしょうか。
騎士たちと仲良くしているのを見ると、今のところ周りからも愛されるようになった感じがします。
これからどんな物語が展開されていくのか楽しみです。
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