ピッコマで公開されている「私の愛する圧制者」の感想と考察になります。
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【20話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ようやく気付いたこと
ゴホゴホとせき込んで涙を流すアネットを抱きしめるハイナー。アネットがもう生きていたくないのだとつぶやいて初めて、生死の選択権は彼女にあり、いつだって永遠に消えることができたのだと気が付きます。
一瞬、アネットを自分のそばに置き続けるために閉じ込めようか頭を過りますが、最後には離婚してあげるから生きてほしいと懇願するハイナー。
アネットは涙を流しながら、力なく頷くのでした。
アネットが死んでしまうかもしれないことを受け入れてようやく離婚という言葉が出てきましたね。さすがのハイナーもようやく後悔しているように思えました。
離婚したアネットがこれからどうやって生きていくのか注目です。
出て行くアネット
弁護士から説明を受け、最後に離婚の書類にサインをするアネット。
弁護士は離婚しても官邸に暮らし続けてもいいというハイナーの意向を伝えますが、出て行く選択をします。
官邸を出て行くアネットにブローチを手渡すと、「生きる」という約束は守ってもらうと最後の言葉をかけるハイナー。
外に出たアネットがさっそく死のうかと考えていると、彼女の前に1人の人物が現れるのでした。
アネットはハイナーから慰謝料ももらいますし、金銭的に苦労することはなさそうです。問題は彼女が生きる意志があるかということですね。
せっかく離婚できたのに喜びの感情も生まれないほどアネットの心は壊れてしまっており、さっそく死を考えてしまっています。
最後に現れた人物がこれからのアネットの人生で重要な役割を果たしそうですが、少し写っていた感じだとカリトンなのかなと思いました。
アネットのいない官邸で
アネットが官邸を出て行く姿を見つめ、どこから間違えたのだろうと過去の自分を思い出すハイナー。アネットに片思いしたハイナーは彼女に近づくために、ローゼンベルク侯爵の犬となって劣悪な環境で人を殺してきました。
アネットを憎んだのは、彼女の幸せが自分の犠牲の上で成り立ち、自分がこうなったのはすべてアネットのせいなのに、彼女が何も知らないから。
ハイナーはアネットのことを想うと、泣き崩れてしまうのでした。
アネットに片思いして彼女に近づくために侯爵の犬になって劣悪な環境に身を置いたのはハイナーの選択であり、すべてアネットのせいにするのはおかしいと思いました。
この状況になってもまだアネットが悪いと思っているなら、やはり離婚して正解だったと思います。今のハイナーの優しさはアネットが弱っているから生まれたものであり、元気になったらまた同じことを繰り返すと思うので。
ハイナーはアネットがこのことを知ったとしても許せない気がしますし、アネットはいったいどうしたらよかったのでしょうね。
ハイナー15歳
時は遡り、ハイナーが15歳だった時のこと。パダニア国のとある島の王立秘密軍事訓練所にいるハイナーは、日常的に暴力がある暮らしをしていたのでした。
いよいよハイナーの過去編が始まるようです!アネットを愛し、憎んだ経緯が詳しくわかりそうですね。
また、最後にアネットの前に現れた人物についてはいったんお預けになりそうですね。
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