ピッコマで公開されている「私の愛する圧制者」の感想と考察になります。
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【15話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
最後の言葉
浴槽に浸かりながら、彼は自分と共に不幸のまま人生を維持するのが本当の望みかもしれないと思うアネット。
自分は生きているだけで皆を傷つけるなら、人生を捨てるべきだと悟ります。
護身用にもらったナイフで手首を切ると、あなたの復讐は成功しましたよと言葉を残すのでした。
ここのシーンは大号泣でした。あなたの復讐しましたよという最後の言葉が悲しすぎて…ずーーーーっと不幸が続いて、今まで死ななかったのが奇跡なくらいですよ。アネットは限界の中まで頑張って生きていたはずです。
そして、こんな辛い目に合っていても最後まで人のことは憎まないのはアネットらしいなと思いました。
当時の手紙
一方、アネットの嘆願書の文字が乱れることに気が付くと、当時の手紙を取り出し比べてみるハイナー。アネットの手紙を読んでフッと笑ってしまいます。
すべてが偽りだったものの1番幸せでずっと続けばいいと思っていた時間を思い出すと、突然アネットから謝罪されたことを思い出します。アネットは謝罪することが苦手で謝れる女じゃなかったと。
いつから自分の知るアネットじゃなくなったのかと思い、胸騒ぎがするハイナー。アネットを探しに行くのでした。
いつから自分の知るアネットじゃなくなったというか、ハイナーがアネットをそうしてしまったのだと思いますけどね(怒)
手紙をいまだに持ってたり、油断すると思わず笑ってしまったりと、まだ彼女への想いを捨てきれてないことがよくわかります。
もうだいぶ遅すぎだと思いますが、いい加減そろそろ自分の気持ちを認めたら?と思わずにはいられませんね。
変わり果てた姿
アネットの部屋の扉の前に来たハイナー。呼びかけるも返事は返ってこず、扉を開けて浴室に行くとそこには血で真っ赤になったアネットの姿が。
アネットを抱きかかえ、医師を呼ぶように叫ぶハイナー。
彼女がこんなことになるなんて信じられない様子のハイナーは、どうしてこんなことができるんだ?と絶望を感じるのでした。
アネットはか弱くてこわがりだから自分では死ねない、自分の元からいなくなるはずはないとハイナーは思っていたのでしょう。死を選ぶほど生きているのが辛かったのだとなぜわからないのでしょうか。
どうしてこんなことができるんだ?という発言には呆れてしまいます。これだけ追い詰められて死なない方が不思議ですよ。それほどアネットを追い詰めたのですからね。
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