LINEマンガで公開されている「その脇役王子、私がいただきます」のネタバレと感想になります。
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「その脇役王子、私がいただきます」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【8話】ネタバレ
リヒトが甘いものを嫌う理由
100日契約の初日、ピオニエはまたケーキをリヒトに差し出した。
今回はいちごのショートケーキである。
しかし甘いものが嫌いだと主張するリヒトは、当然それを食べるわけはない。
彼が甘いものを嫌うふりをする理由は、母に甘いもの好きを否定され続けたからである。
リヒトの実母はフェアシュプレンの前皇后であり、息子の皇位継承に執着する人物であった。そして甘いものを好む姿は威厳に関わると事あるごとに言われてきたのだ。
そのように育てられたリヒトは、甘いものを食べることを恥じるようになったのである。
暴かれたスイーツ好き
それでもピオニエが作ってきたショートケーキは小説「アスカの歌」で何度も登場したリヒトの大好物であり、彼女は自信を持っていた。
彼女は食べてもらえないショートケーキを一回下げるふりをする。もう二度とスイーツは作りませんと言って、ケーキを引き下げたのだ。
それを見て少し表情が曇るリヒト。
そこでピオニエは彼に提案をした。このままじゃ私の苦労が報われないので、一口だけでも食べてもらえませんかと。
そう言い彼を説得することに成功したのだ。
フォークを手に取り、一口だけケーキを口にほおばるリヒト。その瞬間彼の左眉毛が上がった。
それを見逃さなかったピオニエは、小説の内容を思い出した。彼の左眉毛が上がるのは、何かを心底気にった時に出る癖なのである。
結局リヒトはそのケーキをあっという間に平らげてしまう。
クソッ…1年ぶりだからか止まらなかった…その上うまかった。
彼はそう思いながらも、食べかけを残すのはよくないからな…と言い訳するのだった。
その日以来、リヒトのスイーツ好きは事実として城中に広まり、ピオニエがリヒトにケーキを作ってあげるのは毎日のように続いた。
タブーの言葉
ある日のケーキはいちごタルトであった。
最初はあれだけケーキを食べるのを嫌がっていたが、最近のリヒトはすっかり大人しく食べるようになった。
特に会話はなくとも、彼がおいしそうにケーキを食べてくれるだけでも幸せだわと思い、リヒトのことをまじまじと見つめるピオニエ。
そんな彼女に、なぜそんなに見る?とリヒトが問いかけると、かわいいなぁと思って…と答えた。
その言葉に侍女たちは驚き、リヒトの顔は曇り、ピリッとした雰囲気が漂う。
ツンデレキャラの彼に「かわいい」のような褒め言葉は厳禁だったが、ピオニエは思わず言葉に出してしまったのだ。
彼の表情は険しくなり、ゴゴゴゴと音を立てているようである。
すると彼女はとっさにいちごを手に取り、大公じゃなくてこのいちごが!!と言った。
いちごがかわいいと言ったということにしようと、とっさの対応をとったのだ。
うまく誤魔化せたわよね!?と思うピオニエ。
そんな彼女を見てリヒトはこのように話し始める。
どうやら適当なあだ名ではなかったようだな…使用人たちがこう呼んでいた…ガルテンの姫は…
ピオニエ自身が知らない彼女のあだ名をを、リヒトは明かそうとするのだった。
【8話】感想
ついにリヒトのスイーツ好きが暴かれましたか。とりあえずめでたしですね。笑
リヒトが明かそうとするピオニエのあだ名。気になります。
一体使用人たちに何と呼ばれているのでしょうか。悪口でなければ良いのですが。笑
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