ピッコマで公開されている「仕えたお嬢様がお坊ちゃまになった」のネタバレと感想になります。
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「仕えたお嬢様がお坊ちゃまになった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【16話】ネタバレ
ブレアの実家へ
ピクニックの翌日から始まったブレアの休暇。
出発の前にクロエの部屋へ向かうと、クロエはそんなブレアの元に歩み寄った。
「あまり寂しがらないでくださいね」と言うブレアに「一切寂しがることはないから安心しろ」と返すクロエ。
クロエは、ブレアへと金貨の詰まった小袋を手渡した。
クロエは、このお金で魔法馬車に乗るようにとブレアに勧める。
公爵夫人の賄賂がこんなことに使えるのなら、スパイごっこに付き合っても良かったとブレアは口にする。
そうすればもっと金貨を稼げたかもしれないと続けるブレアに、クロエも「そうだな」と冗談に乗る。
「いつ戻ってくるんだ」と聞いたクロエに「三日後です」と答えるブレア。
クロエはぬいぐるみを持っていくように促すが、ブレアは渋る様子を見せた。
「嫌なのか?」と問うクロエに、ブレアは「監視するつもりですか?」と聞き、クロエは「ずっとは体力がもたない」と返す。
必要な時だけ操る、と言ったクロエに安心したブレアはぬいぐるみを持っていくことを了承する。
出発するブレアに、クロエは「魔法馬車に乗るんだぞ」と念を押す。
その耳は赤くなっており、それを見たブレアは、こういうところがホントにかわいい、と心の中で呟いて笑った。
没落したソフ家
あっという間についたブレアの実家は、平民よりひどい暮らしをする子爵邸であった。
玄関を開けると、途端に埃が舞い上がり咳込むブレア。まるで廃墟のような有様に憤る。
ブレアを迎えた母親は、娘へ対して声をかけることもなく急にブレアの鞄を漁りだす。
「何するの?」と驚くブレアに「お金は?」と睨みつける母親。
「早く出しなさい!」唖然とするブレアに掴みかかった母親に対して、ブレアはぶっきらぼうに金貨を渡す。
母親は感謝の気持ちを述べるでもなく、背中を向けた。他の家族も同じことで、ブレアには目もくれない。
ため息をついたブレアは部屋で休もうと別の扉を開けるが、部屋にはひとつの家具も置いていなかった。
全てを売り払った家族は、だからこそ一つの部屋に固まって暮らしていたのだ。
その事実に頭痛がするブレア。
そんなブレアに対して母親は「本当にこれだけしかないの?」とブレアの渡したお金に対して文句を述べる。
来なければよかった
がらんとした部屋の床に一人座りこむブレア。
そして、自分の中に残るブレアの感情と記憶に、「なぜ?」と問いかける。
ブレアには、こんな家族を哀れむ気持ちが残っているのだ。
酷い扱いを受け続けるブレアの過去を思い出すと「…来るんじゃなかった」と弱音を吐く現在のブレア。
そんなブレアが寄りかかっていた扉が突如開き、そこに立っていた人物は…?
【16話】感想
クロエの愛らしさに心あたたまる一方、冷え切ったブレアの実家の様子に心が痛くなります。
お金だけおいてさっさと帰ってしまえばよかったのに。そう思えるほどに歓迎なんてされていないブレア。
その上、ブレアに対する酷い仕打ちはまだ続きそうです。
次回、ブレアの身になにも起こらないといいなぁと願います。
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