ピッコマで公開されている「転生したら推しの母になりました」のネタバレと感想になります。
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「転生したら推しの母になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【6話】ネタバレ
クレセンタの人が生まれ持つ魔法
アイシャの思う小説「ペルソナ」の魅力は、完璧な主人公アベルが60%、そして作家の興味をそそるファンタジー設定が40%である。
帝国クレセンタの皇族家系図をさかのぼると先祖はドラゴンであり、その末裔である帝国の人々の大多数は魔法のような能力を使える。
魔法は6種類の属性に分かれている。火、水、土、風、光、そして闇だ。
クレセンタ帝国の人は皆いずれか1つの属性を持って生まれてくるもので、例えばルバモント公爵家は火属性の人材を輩出してきた。その中でもハデスは抜きん出た存在である。
その能力の度合いは人それぞれであり、卓越した大魔法使いもいれば、能力がほとんど使えない者もいる。
エスクリフ男爵家は純粋な光系列の白属性を維持してきたが、有名なヒーラーや聖者を輩出したことは一度もない。
魔力と言えるような力は見当たらなかったのだ。
コアジュエル
クレセンタの人々は、魔法の象徴コアジュエルを持って生まれる。核石とも言う。
それは体の一部に埋め込まれているものだが、心臓や脳と同じように急所でもある。
通常幼少期になれば、自然と歩くことを覚えるように、コアジュエルを体の中に隠す術も身に着くものである。
しかし驚くことにアイシャ・エスクリフはコアジュエルの内在化も出来ないまま18歳まで生きてきたのだ。
一体どうやって生きてきた?と驚いている様子のハデス。内在化は10歳のアベルでも出来るのである。
彼女のコアジュエルは手首についており、手首を強く握られるだけでも命を落とす危険があるのだ。
これから自分の部屋に来るように言うハデス。毎日一時間、コアジュエルを内在化する修練をしようと言うのだった。
相応しい人間か
コアジュエルの内在化すらできないことに、求婚を後悔なさってますか?とアイシャは聞く。
これまで平和に過ごしてきたアイシャだが、公爵家の一員となるならば命が狙われる可能性もある。
自分はルバモント公爵家に相応しい人間ではないと彼女は感じたのだ。
この小説のヒロインであるデボラは、アイシャと同じ属性であり、彼女のように能力があればハデスやアベルが怪我をしたときに役に立つことができるのに。
そのように悲観的に思っているアイシャに対し、ハデスは優しく言葉をかける。
君がそんなことを心配する必要はない。アベルと妻になる君を守るのが俺の義務だ。
彼はそうアイシャに約束するのだった。
ただ彼が一年後に死ぬことを知っているアイシャは、彼のことを可哀想だと心の中で思う。
さらにアイシャは小説でのアベルの気持ちを理解できた。
アベルは小説の終盤まで亡き父を偲んでいた。こんなに心強い父親を自分のせいで亡くした罪悪感とはいったいどれほどなんだろうか。
アイシャはそのように思っているのだった。
そしてその日の夕方、険しい表情をした一人の女性が屋敷を訪れた。
【6話】感想
想像以上にハデスが良い人で驚きました。そのうちアイシャが彼のことを好きになることもあるのではないでしょうか。
でももしそうなったら一年後に死ぬというのは辛いですけどね。
最後に登場した女性。ガスフェル伯爵夫人でしょう。見るからに怖そうですが、どのような人なのか注目ですね。
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