ピッコマで公開されている「せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい」のネタバレと感想になります。
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「せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【9話】ネタバレ
アドリアーナの答え
自分と結婚すれば兄が公爵の座に就けるよう全面的に支持する。その代わり兄が公爵になった暁には自分が皇太子になるよう力を貸してほしい。
ローエンハーツはそのような条件で婚約をアドリアーナに提案していた。
彼女にとっては願ってもない提案だが、それでも今返事をできない理由があった。
彼女は前世に読んだ小説で、皇太子の座を巡った争いの結末をすでに知っていた。
最終的に皇太子になるのは、第一皇子のクラウディアンでありローエンハーツは敗れる。
そして何より問題なのが、自分がローエンハーツ側についたら、クラウディアン派の兄と対立することになるということ。
だから兄が帰ってくるまではあくまでも中立でいなければならない。
そのため、アドリアーナは義母や兄と相談してから決めると言い、その場ではローエンハーツからの婚約の提案を断るのだった。
ローエンハーツは少し悲しそうな表情を見せるが、代わりにお願いがあると言う。
これからは名前で呼び合いたいというのだ。
そのお願いにアドリアーナは、お願いじゃなくて強制じゃない!と思い動揺するのだった。
ブラックタウンへ向かう目的
数日後、アドリアーナはマグノリア商会の上級工作員テイルを護衛につけ、馬車でブラックタウンに向かっていた。
ブラックタウンは非常に危ないところで護衛は必須。
だが自分の屋敷の兵士に頼まずに、なぜ自分をなのかとテイルは疑問に思っていた。
それでも逆に対して詮索しないのが商会の方針であるため、テイルは彼女に聞くことはなかった。
そもそも彼に護衛につくように指示してきたのは商会のマスターであり、彼は従うしかなかったのだ。
2人はブラックタウンに到着し、馬車から降りる。
そしてここは危ないところだからと、テイルはアドリアーナに帽子をかぶるように指示する。
刃傷沙汰が頻繁に起こる地域であり、昼間でさえ物騒な町なのである。
アドリアーナがここに来た理由は、小説にブラックタウンのどこかに魔法石があると書いてあったため。
詳細な場所まで書かれておらず、行けばわかると思っていたが、実際に訪れてみて手掛かりなしに探すのは大変そうだと感じる。
人間と魔族
ここまで治安が悪い町なのに皇帝が整理しないのは、魔族の管轄であるためだという。
魔族との協定があるから簡単に手出しできないのだ。
魔族と人間の争いは絶えず、原作では魔法石をめぐって戦争が起こり、最終的には主人公ラモナと兄が魔族の長を打って人間が勝利している。
そしてこの戦争の後半に魔族の軍隊を率いる人物である魔界の皇太子が登場する。
彼は憂いを帯びた美男で、読者からは絶大な人気を得ていたキャラクターであり、アドリアーナは一度は会ってみたいものねと思うのだった。
そんなことを考えていると、建物の陰には怪しい人たちの姿が。
彼らはナイフを投げつけてきて、テイルはとっさにそれをはじき返しアドリアーナを守る。
突然の出来事にアドリアーナは驚き動揺するのだった。
【9話】感想
マリアンヌやシャロンたちを見返すためにも、アドリアーナにはローエンハーツと結ばれてほしいところですが、原作を知っている彼女にとっては答えられない事情があるのですね。
早く兄が帰って来て、ローエンハーツ側についてアドリアーナを助けてほしいところです。
最後にアドリアーナとテイルを襲ってきたのは魔族の者たちでしょうか。無事に危機を乗り越えてほしいですね。
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