ピッコマで公開されている「せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい」のネタバレと感想になります。
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「せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【11話】ネタバレ
魔族は悪者なのか
マロン商会との争いは魔族の皇太子ベルガードの登場によって収まり、アドリアーナとテイルはブラックタウンを後にする。
もしベルガードがアドリアーナに投げつけられた短剣を魔法で止めなければ彼女が危なかった。
テイルは彼女を自力で守り切れなかったことを謝罪した。
また魔法石に関する情報は皇室にだけ伝えているはずであり、それをマロン商会知っていると言うことは途中で情報が漏れたか、皇室にスパイがいるのかもしれない。
テイルはそのように話す。
そして今後ブラックタウンには行かないほうが良いとアドリアーナに助言する。
魔族との対立は極力避けたほうが良いと。
しかし彼女は魔族が悪い人のようには見えないと言う。なぜならついさっき自分たちを助けてくれたからだ。
それに対しテイルは、魔族は利己的で残忍であると言う。彼らは魔法石を喉から手が出るほど欲しがっているのだと。
似た者同士
たしかにアドリアーナが前世で読んだ小説「ラモナ物語」でも、魔法石を求めて魔族は宮殿に攻め入って来た。
それを防いだのが主人公ラモナ、兄のテオドール、そして第一皇子のクラウディアであった。
魔界の太子ベルガードが持つ魔界の宝剣「カオス・ブレード」と兄テオドールが持つ聖剣「ホーリー・ブレード」。
その2つの剣が象徴する魔族と人間の争いは、聖剣の勝利で終わった。
一人生き残った魔族の皇太子ベルガードは自害したのだった。
小説に彼はあまり出てこないが、悲惨な最後のせいかアドリアーナの記憶には強く残っていた。
もし彼が本当に残忍であれば、さっきのブラックタウンで4人とも殺されていたはず。
そうしなかった彼のことを悪い人とは思えないのだった。
そして自分とベルガードは似た者同士であるとも感じていた。
お互い悲惨な最後を迎える運命という点において共通していたからだ。
取引のその後
後日、アドリアーナはテオドールから返事の手紙を受け取り、どうやら兄はアカデミーで活躍しているとのこと。
アドリアーナのほうもシンシア皇女のお茶会に招かれたり、他の小さなお茶会にも顔を出すなど、社交界の人脈が増えていた。
皇室の人に会う機会も増え、礼儀作法をもっと勉強したいと思っているが、そのためには家庭教師を雇わなければならずそんなお金はない。
義母のマリアンヌが自分のためにお金を出してくれるわけもない。
そんな時アドリアーナはマグノリア商会との魔法石の取引の件を思い出した。
魔法石はもう売れたのだろうか?
そろそろウサギのぬいぐるみを返してもらいたいということもあり、マグノリア商会のマスターと再会するのだった。
【11話】感想
前の話を読んだ段階でも4人をただその場から追い出すだけで、魔族の皇太子があまり悪い人には見えませんでしたね。
アドリアーナが、果たして魔族が悪い者なのかと疑問に思うのもわかります。
そして最後魔法石の取引の件がどうなったのか、続きが気になるところです。
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