ピッコマで公開されている「緑陰の冠」の感想と考察になります。
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【78話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ユスタフの条件
夜、井戸のところで会ったランとユスタフ。
ランはユスタフが当主になった後もラチアに残りたいとお願いをしてみます。
すると、あとで私の条件を聞いてみて決めましょうと提案するユスタフ。引き継いだ後に決めても遅くないから、条件はまたその時に話すと。
ユスタフと別れると、ランはその条件は相続権の放棄ではないかと思うのでした。
ユスタフにとってランがラチアにずっと残り続けるのは喜ばしいことだと思いますが、わざわざ条件をつけるのはどんな意図があるのでしょう。
彼らは血は繋がっていないとはいえ兄弟の関係ですから、今後自分とランが結ばれた時に結婚できるようにする何か計画があるとか??
頭の切れるユスタフであれば、そこまで想定して行動に移してもおかしくはないかと思います。
ルミエの変化
冬が来る前に、ドワーフの地下都市からラチアに戻って来たランたち。
ランはずっと自分に仕えるようになったルミエの口調や行動に変化を感じます。
以前のように顔色を伺わなくなったルミエを見て自分が原因ではないかと察するラン。しかし、肝心の晩餐会のあとのことは酔っぱらっていて覚えておらず、その話をした時のルミエの表情が曇っていたのを思い出すのでした。
77話でランから好きなように振る舞ってもいいと言われたからルミエは変わったのでしょうね。
ルミエのことを嫌いになるわけがないと言われてうれしかったでしょうに、当の本人が覚えていないのではルミエも残念でしたね。
個人的におもしろかったシーンは、ランにブレイン卿にちゃんと帰郷報告するように促された時のルミエ。「ふーん…わかりました」みたいな態度なのが今までの忠犬ハチ公のイメージからかけ離れていておもしろかったです。
彼は帰郷報告を代わりにロス卿に行ってもらったりと自由に振る舞っています。笑
こっちのルミエの方が素なんでしょうね。
作られていたルミエよりも今のルミエの方が魅力的に感じます!!
新しい身分
部屋にある棚からあるものを取り出すラン。
それはリベリーからもらった新しい身分やその証明、そしてその身分の口座。
あと、2か月で新年になりユスタフが成人を迎えるにあたり、ラチアを去って新しい人生を送る時に必要なもの。
しかし、去ることを受け入れつつも、ユスタフの条件が自分にできることならいいのにと願うのでした。
そういえば、44話ー45話あたりで、仮の身分を作るのをリベリーにお願いしていましたね。
その時の話だと帝国ではない準貴族の身分を作るだとか。
ランは元々ラチアを去ることを想定して仮の身分を作ってもらったのですが、残りたい気持ちがあるようで良かったです。
ユスタフの条件がなんなのか早く知りたいです!
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