ピッコマで公開されている「緑陰の冠」のネタバレと感想になります。
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「緑陰の冠」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【49話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
皇帝謁見
ランとユスタフは皇帝陛下に謁見するため、皇宮に来ていた。
皇帝に挨拶を済ますと、まずはユスタフの宮廷出入り許可についてお礼を言う。
そして、2人は迫真の演技を始めた。
皇室の舞踏会であったことについて、姉上はとても驚いてしまって…とユスタフが言うと、ランは大丈夫よ、陛下はきっとわかってくださっているはずですとしおらしく言った。
ユスタフが反逆者だと言われた話をすると、皇帝は慌ててそれを否定すると、あれは皇太子の過ちであったのだと話す。
ユスタフは床に崩れ落ちると、私の姉の名誉は私の手で取り戻したいですと陛下に懇願をした。
皇帝はそれを承諾すると、君のような名誉を知る者が次期当主とは帝国の未来も明るいよと言った。そして、皇太子には直接決闘に出るように話しておくと。
ユスタフの想い
皇宮を後にし、帰りの馬車の中。
ユスタフは冷たい表情で、陛下たちのことを愚かな親子だと言った。
ランはユスタフがどれほど自尊心が高いか知っていた。そんな彼が目的のために、平気で陛下に頭を下げたのだ。
ランはうちのユスタフはやっぱりすごいねと言った。ユスタフは "うちの" だけ抜いていただければと思いますと言葉を返した。
そして、姉上は本当に私の姉になりたいのですか?と聞いた。ユスタフ・ラバン・ド・ラチアを本当に弟だと思っているのですか?と。
そう聞かれたランは、自分に問いかけた。しかし、ユスタフに愛情は確かにあるけど、答えが出てこない。
ランが戸惑っていると、ユスタフは彼女の手を取り、追及しているわけでないと言った。
しかし、そのように言うのは嫌いです、また別の意味で少し怒っているのですと話した。そして、その理由は今は話さないが、いつか覚悟した時に打ち明けると、ユスタフは言うのであった。
話は変わり、緑影からこんな報告が届いたと言う。
皇太子と親しい人物でゲルン男爵という男がいる。ゲルン男爵は噂だと暴れん坊で、利益を与えさえすれば思うがままに騒いでくれそうだと。
そして、ランに新しい侍女をつけることにしたとユスタフは言うのであった。
新しい侍女
屋敷に戻ってくると、さっそく新しい侍女が出迎えた。彼女はディモディア・ルステという名で、ベロイン伯爵家の親戚であると言う。
"ベロイン伯爵家" は、緑影が運営する偽貴族の身分の1つである。ランはユスタフが緑影の者を侍女として、自分につけてくれたんだなと思うのであった。
皇太子妃の手札
一方、皇宮では皇太子が部屋で荒れていた。
暴れる彼を落ち着かせようとする皇太子妃。彼は皇帝に直接決闘をするよう言われて取り乱していた。
皇太子妃はこう考えていた。今は皇帝ですらラチア公爵に軍配を上げており、世論がとてもよくない。まだ皇太子という手札を捨てることはできない…
皇太子は怒りの矛先を皇太子妃の方に向けると、ラチア公爵もお前も生意気極まりがないと凄んだ。そして、お前が子供を産まないず後継者がいないから、帝国の威厳が落ちるのだと責任転嫁をするのであった。
皇太子妃は怒りに手を震わせると、操り人形でも使えないほど愚かであれば捨てるしかないと考えた。いっそ決闘で死んでくれた方が、悲劇的な未亡人になり世論を味方につけることができるのだと。
剣術の相手
ランとユスタフはキリックス公爵夫妻を屋敷に招いた。
リーゼの夫であるキリックス公爵に、決闘の練習相手をしてもらおうと呼んだのだ。
ユスタフとキリックス公爵はさっそく練習に向かうと、ランとリーゼは部屋に残って決闘の話をした。
ランは決闘を前にして、ユスタフのことが心配だとリーゼに相談をすると、彼女はユスタフ卿は大丈夫だと励ました。
ランの知っているストーリーは変わってきていた。領地戦や決闘は原作になかったことなのだ。氷水晶と魔法の道具を売ってラチア公爵家に富をもたらし、ヒロインのシナが登場したら自分はひっそりと遠くで暮らすことを考えていたのに。
もし、ユスタフに何かあったら、私は罪悪感に耐えられないと、ランは思うのであった。
【49話】感想
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