ピッコマで公開されている「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」のネタバレと感想になります。
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「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
ヤツの帰還
その日、毒蝶の温室から帰る途中で雨が降って来た。
そしてロクサナはカシスの部屋に行く時間でもないのに、無意識で彼のところに行こうとしていた。
デオンのことを考えていて、頭がいっぱいだったからだ。
自分の部屋に引き返そうとすると、突如ゾッとした感覚を覚える。
振り向くとそこにはデオンがいたのだ。彼はついさっき任務から帰って来たのだという。
そしてデオンはロクサナの怪我をしている腕をグッと握り、孵化していない卵が1つだけあるらしいなと言ってきた。
彼女は、離して!と言って彼に捕まれた腕を振り払う。
どうやらデオンはカシス・ペデリアンが彼女のオモチャになったことをすでに知っており、そのことについて話してきたが、ロクサナは適当に話を切り上げて立ち去るのだった。
デオンへの警戒
一方カシスは順調に回復しており、自分の部屋でトレーニングをしていた。
脱出する日も遠くはないと思っていると、びしょぬれになったロクサナが部屋に入って来た。
ロクサナは真剣な表情でデオンについて考えていて、また無意識でここに来てしまったのだ。
デオンは何を考えているのか全く分からず、いつも冷めていて人間味を感じることは出来ない。
そんな彼の心を動かせるものなどあるのだろうか?
そしてまだデオンは廊下にいるでは?何も音はしないが自分が部屋から出るまで身を潜めているのかもしれない。
そんなことを考え込んでいた。
ふと彼女が気付くとカシスは自分のもとへ近づいてきていて、デオンにグッと掴まれたことにより出血していた腕を心配してくる。
部屋を出たらデオンがいるという可能性も考えて、ロクサナはひとまずこの部屋にいようと思い、カシスが導く通りにベッドに座った。
カシスの弱点
そして上から服を羽織るように渡してきた。どうやら雨でぬれた服が透けていて、カシスは照れていたようだ。
カシスは彼女のほどけかけた包帯を巻きなおすと言い、手当てする。
その彼の行動にロクサナは、ずいぶん親切ねと思い、この間から自分への警戒心が和らいでいると感じる。
そしてその理由が何なのかを気にしていた。
原作の小説ではカシスはかなりの家族思いであり、妹のシルビアとの仲の良さは格別。
そんな彼の心を動かす要素はおそらく、ロクサナも誰かの妹であるということ。
そう考えながら、あなたを見ていると兄を思い出すわと話しかける。
彼の反応を見てロクサナは確信し、これこそが私が今後利用するべき彼の弱点であると思うのだった。
【12話】感想
ついにデオンが帰ってきてしまいましたね。見るからに冷たそうで残酷そうなキャラクターですが、彼がカシスに手出ししてこないか心配です。
ロクサナはカシスの警戒心が和らいだことを以前から気にしていましたが、自分が誰かの妹であるということが重要な要素であることに気が付いたようです。彼女はこの弱点を今後どのように使ってくるのでしょうか。
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