ピッコマで公開されている「離婚した悪女はケーキを焼く」の感想と考察になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第21話 | 第22話 | 第23話 |
「離婚した悪女はケーキを焼く」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【22話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
最高のドレスを
カーリクスの過去の回想シーンの続きから。
レイモンドは愛人セレーナにばかり華やかなドレスをプレゼントし、妻であるエリンは地味なドレスしか持っていなかったよう。
宮廷内ではそのことでエリンが馬鹿にされたりもして、その状況がカーリクスには耐えられなかったみたいです。
そしてカーリクスは皇室デザイナーに頼んでエリンの誕生日に最高級のドレスをプレゼントすることに。
まともなドレスを持っていないエリンのため、彼女がこれ以上皆に馬鹿にされないために彼は色々と頑張ってくれていたみたいですね。
相手が兄の妻というのがまた切ないところではありますが、どれほどカーリクスはエリンのことを思っていたのかが伝わってきます。
カーリクスの失恋
エリンのために仕立て上げた最高級のドレスが完成したわけですが、結局それを渡すことはなく。
というのもエリンは誕生日プレゼントとしてレイモンドからすでにドレスを受け取っていたよう。
それもかなり地味なものであり明らかにセレーナよりも安物なのでしょうが、エリンはレイモンドからのプレゼントだからと喜んだみたいです。
まだエリンがレイモンドからの愛を望んでいた時代ということですね…。レイモンドから愛される以外幸せは無いと盲目的になっていたのでしょう。
今のエリンからしたらずっと無駄な時間を過ごしてきたという感覚かもしれませんが。
地味なドレスでもレイモンドからのプレゼントだと喜んでいるエリンの姿を見て、カーリクスは用意したドレスを渡すのをやめてしまったよう。
たとえ最高級のドレスでもエリンから同じ笑顔を引き出すことは出来ないと諦めたみたいです。
カーリクスは失恋したような感覚だったでしょうね。別に気持ちを伝えたわけでもフラれたわけでもないですが、エリンが愛を求める兄のようにはなれないと突き放された気分だったのかもしれません。
そんなカーリクスの気持ちをエリンは今でも知らないのでしょうね…。いつか気持ちが伝わる日が来るといいですが。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第21話 | 第22話 | 第23話 |