ピッコマで公開されている「男主人公を誘惑するつもりはありませんでした」の感想と考察になります。
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「男主人公を誘惑するつもりはありませんでした」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【92話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
危険な賭け
裁判の場で地下監獄所属の皇室騎士たちが皇女アイリーンの犯した罪について証言。
それは嘘だとアイリーンは否定してきましたが、決定的な証拠があると言ってエイドリアンはストリングストーンを取り出すことに。それでアイリーンと騎士たちを結ぶ赤い糸が見えるはずだと。
この裁判ではストリングストーンの出番が多いですね。それによって前々回第90話ではビアンカが沈黙の誓約から解放されていました。
そして今回もエレノアたちにはある狙いがあり、そしてそれは危険な賭けなのだと。
以前第82話の作戦会議で皇室騎士たちの赤い糸はアイリーンには向かないというスカイの発言がありましたね。それは第55話にもあったように、実は騎士たちが服従している相手はアイリーンではなくスカイであるためです。
そのため実際にストリングストーンで確認されたら逆に困るわけですが、エレノアたちはアイリーンが確認を拒否することに賭けているよう。
というのも従属の誓約は他の誓約とは違って主人であっても即座に解除できないとか。つまりビアンカの沈黙の誓約のときのようにはいかないみたいですね。
そのような事情もあるためアイリーンは確認拒否するしか方法がないだろうとエレノアたちは考えているのでしょう。万が一失敗したら取り返しがつかなくなるほど危険な賭けですね…。
アイリーンの反応は
ストリングストーンでの確認を求められたアイリーンは頑なに拒否。こんな侮辱的なことは耐えられないと言い出すという。
これはエレノアたちが期待していた通りの動きですね。素直に応じられたらむしろ困ってしまうところでした。
私に触れるなだの近づくなだのと騒ぎ出すアイリーンに対し、無実を主張するなら確認すればいいだけなのではと傍聴席はざわついているよう。
会場の雰囲気も徐々にエイドリアン側に有利になっているようで。こんなに必死に拒んでいたら、やましいことがあるのではと疑うのも当然ですよね。
それから皇女側の人間であるイデルチェ伯爵さえも確認してはどうかと促し、追い詰められたアイリーンはその場で皇帝クラウスに助けを求めることに。あの反逆者たちから私を守ってと。
結局最後は帝国で一番偉い父親に泣きつくと…。本当にどこまでも汚い奴です。
裁判の行方は
アイリーンが追い詰められている状況を受け、皇帝クラウスは彼女を皇女宮に連れて行って閉じ込めておくようにと部下に指示。
これにはアイリーンも予想外だったのか驚いている様子。ただこの場から逃れるいいチャンスでもあるからか、大人しく騎士たちに連行されてこの場を立ち去ることに。
裁判が終わるまで被告人が席を離れることはできないと最高裁判事ロウエン公爵が止めに入るも、クラウスは聞く耳を持たず。裁判はこれで終わりだと言い出すという。
そしてこの裁判に対する判決は後日最終決定者である自分から下すとか。
これはとんでもないことですね…。こんなことが許されたなら皇族に罪を問うことが不可能になってしまいます。
また反抗する者がいるなら反逆者とみなして処断すると言い、傍聴席は皇室騎士たちによって囲まれることに。
こんなやり方で裁判を終わらせるなんて帝国法で許されるのでしょうかね…?いずれにせよ今回の出来事によって間違いなく世間の皇室に対する不信感が募ったのではと。
今後どんな展開になっていくのか注目ですね。
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