ピッコマで公開されている「お求めいただいた暴君陛下の悪女です」の感想と考察になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第121話 | 第122話 | 第123話 |
「お求めいただいた暴君陛下の悪女です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【122話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
兄たちの訪問
皇帝ゼフォンのもとにはジョセフ公爵とアンドレイ公爵が訪ねてきました。どちらもゼフォンにとっては腹違いの兄です。
両者ともゼフォンに対してはタメ口で接し方も馴れ馴れしい様子。皇帝と公爵という明確な身分の差があるものの、子供時代に築かれた関係が今も続いているということでしょう。
またその話し合いの席にはゼフォンの妻としてラースも同席しており、兄たちは驚きを隠せないようで。ゼフォンが妻をこのような場に連れてくるのは、これまででは考えられなかったことなのかもしれません。
そしていよいよ本題に。兄たちが訪ねてきた理由はというと、ゼフォンに対して新たに愛人を置かないかと提案するためだったよう。彼らがリストアップしてきた女性の中にはシャリオルト帝国と国交を結んでいない国の女性もいるとか。
つまりシャリオルト帝国の発展のために有用な女性をもっとそばに置いたらどうかと。ここ最近ニーナ、エリザ、カミラという3人の愛人を追放し、枠が空いているのではないかというのです。
これ以上愛人を迎えるつもりは無いという意向をゼフォンは少し前に明かしていましたからね…。この場で何か明確な回答をすることはありませんでしたが、彼としては受け入れたくはないでしょうね。
ラースは気づいた
新たに愛人を迎えるのはどうだという提案に対し、別に悪い事ではないとラースは思っているよう。事実サシャやアンネリナの存在はシャリオルト帝国の発展に貢献してくれているからと。
ただそのためには相手への信頼が必要だということで、ジョセフ公爵とアンドレイ公爵に対しては疑いの気持ちを感じているみたいです。
確かに今の時点では全く信じることは出来ないですよね…。むしろ2人とも欲深そうなので、ゼフォンのもとに愛人を送り込んで何かしようと企んでいそうに見えてしまいます。
それからアンドレイ公爵はベリエ王国のバシュラル公爵家出身である妻が推薦するという女性を紹介してくることに。
その話を聞いたラースはハッと何か思い出したよう。前世でベリエ王国軍を率いてシャリオルト帝国に侵攻する際、ベリエ側と取引してこっそりと情報を流してくれたシャリオルト帝国の公爵がいたと。それがこのジョセフ公爵とアンドレイ公爵だったみたいです。
つまり彼らは前世でシャリオルト帝国を裏切った人たちということですね。そんな奴らを信頼することなど出来ないでしょう。
ラースがこのタイミングで前世のことを思い出せたのが幸いでしたね。
子供のころのゼフォン
その日の話し合いはまとまらず、兄たちはしばらく首都に留まるのだとか。そして肯定的な答えを貰えるまで帰らないのだとも。厄介ですね…。
そのことを受けてかゼフォンは夜うなされている様子。どうやら夢で子供時代のことを思い出しているみたいです。
子供時代のゼフォンは情婦の子供ということもあって肩身が狭く、兄たちにも見下されていたよう。そんな過去が今の関係にも影響しているのでしょう。
ただゼフォンは物凄い魔力を持っており、当時の皇帝とバザロフ公爵によってさらに魔力を強化するための実験体にされていたよう。それもまたゼフォンにとっては思い出したくない辛い過去のようで。
辛い子供時代を生きてきたゼフォンが可哀想になりますね…。
それでも今の彼にはラースという誰よりも有能で頼もしい妻がいるので、一緒に困難を乗り越えて欲しいところです。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第121話 | 第122話 | 第123話 |