ピッコマで公開されている「呪われた偽物は自由になりたい」の感想と考察になります。
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「呪われた偽物は自由になりたい」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【11話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
帝国建国初期の話
前回話に出てきたシルキシアの能力者の件に関連して、帝国建国初期の話が紹介されました。
運命の神ビセンテは初代皇帝を寵愛しており、皇帝の希望で彼に仕える貴族たちに祝福を分け与えたとか。
それにより北部のレスティル、東部のエバーグリーン、西部のステラ、南部のシルキシアという異能を持つ4つの一族が誕生したのだと。
エバーグリーンとステラは初めて出てくる名前ですね。以前帝国の三大公爵家という話がありましたが、数が合わないのでこの4つの家門とは対応していないようです。
これらの各一族は同時代に能力者が1人だけ存在するか、もしくは1人も存在しないこともあるらしく。
前回リアが言っていた今代のシルキシアの能力者というのはこのことだったわけですね。
違和感の理由
リリアンが神殿を訪れていないということで前回レスティル公爵が違和感を感じている場面がありましたが、その理由が今回明かされました。
異能を確認するには大神官による判別式を受ける必要があるらしく。現在シルキシアには能力者が不在で、失踪していた公女が見つかって真っ先に異能を確認しないのはおかしいと。
なるほど~。だからリリアンが神殿を訪れていないことを変に思ったわけですね。
そしてもし異能を持っているのがプシケでありシルキシア公爵家がそれをすでに把握しているなら、リリアンの件も腑に落ちるとレスティル公爵は思っているよう。
う~ん、真相が気になりますね。そもそもプシケは養女であってシルキシアの血筋ではないという大前提があるはずですが、その部分が覆る可能性もありそうです。
父の謎の発言
シルキシア公爵邸に帰ってきたプシケは、執務室での父シルキシア公爵と兄イザールの会話を偶然聞いてしまうことに。
そこでは父が声を荒らげて謎の発言をしていました。リリアンが戻って来れるはずがない、私がこの手で直接…と。
直接何をしたのですかね…?殺したとかそういう怖いことを想像してしまいますが…。
あと重要なのはプシケだという発言もありました。
部屋の外から聞いているプシケはその言葉がどういう意味なのかさっぱり分からず。何なら父と面と向かって話していたイザールもよく理解していないよう。
う~ん、シルキシア公爵だけが知る何か大きな秘密が隠されていそうですね。
父の態度がおかしい?
その日リリアンが公爵家に戻ってきたことを祝うパーティーが開かれることに。
プシケは参加を望んでいないようですが、その旨を父に伝えると、必ず来て欲しいと優しい笑顔で言われるという。
そんな優しい言葉など過去に一度もかけられたことが無く、父の態度にプシケは困惑しているよう。
敢えてプシケをパーティーの場に連れ出して惨めな思いをさせようという悪意があるのではとも疑いましたが、そういうわけでもなさそうです。
それからパーティーの時間となり、当主であるシルキシア公爵の言葉で開宴することに。
そこで彼は行方不明になってから公爵家に帰ってきたリリアンのことを皆の前で紹介すると同時に、プシケもまたシルキシアの一員だからと公女として認めるという。それに期待しているぞという前向きな言葉も。
まさかの父の言葉にイザールとレノックスは目を見開いて驚き、リリアンは不満そうな表情を浮かべ、そしてプシケ本人も困惑しているみたいです。
一体どういう風の吹き回しなのか…。前世ではちょうど同じパーティーの場でプシケの公女としての待遇と特権を撤回すると宣言されていたよう。
ということは前世からシナリオが変わったということになりますね。なぜそんなことが起きたのか真相が気になるところです。
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