ピッコマで公開されている「ニセモノ皇女の居場所はない」の感想と考察になります。
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「ニセモノ皇女の居場所はない」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【74話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ナサールの後悔
前回に引き続き1年前のセイジェン視察でのこと。
雨の中でびしょ濡れになりながらも何かしているフィローメルの姿に気づいたナサール。急いで彼が駆け寄ると、彼女は紙で作られたフィローメルの花を拾っているよう。
それはセイジェンが歓迎の意味で庭園に飾っていたものみたいですね。
せっかく自分を歓迎するために作ってもらったのだからとフィローメルは記念に持って帰ろうとしているようで。
しかしそれよりも冷たい雨に濡れているフィローメルを心配するナサールは、どうせ紙で作られた偽物に過ぎないからと言って室内に入るよう促すという。
それに対しフィローメルは偽物でもこんなところに捨てられたら可哀想だからと言って切ない表情を浮かべているよう。まさにニセモノの皇女である自分のことを思い浮かべてしまったのかもしれませんね…。
その瞬間ナサールは自分が本当にフィローメルのことを愛しているのだと気づいたみたいで。彼女の切ない表情を見て苦しかったのでしょう。
それと同時にフィローメルはある時から変わったのではなく徹底的に本当の自分を隠していたのだろうということにも彼は気づいたよう。皇女という職位に合うよう演じていただけなのだろうと。
偽物という発言で彼女を悲しませてしまったことや、彼女への自身の気持ちに気づくのが遅かったこと、そして本当の彼女を未だに知らないことなど、ナサールは色々な後悔に襲われているのでしょうね。
例の薬について
場面は今に戻り、部屋で一人過ごしているフィローメル。
ナサールのことを考えてずっとモヤモヤしてしまっているみたいですが、何とか気持ちを切り替えて例の薬について考えることに。以前第67話でエミリーがエレンシアの部屋から拾ってきたものですね。
あれから少し調査が進み、ルグィーン曰くそのような薬を発売しているところはなかったと。そしてレキシオンによると魔法使いがそのようなものを作った痕跡もなかったとか。
そしてエミリーの報告によるとエレンシアはその薬を継続的に使っているものの、どこから入手しているか未だに分からないみたいです。
なるほど…。どこから手に入れているか分かればいいのですが、今のところ何の手がかりもないということですね。
まさか空っぽの薬瓶にポンと出現するなんてことは無いだろうかとフィローメルは大胆なことを考えているみたいですが、案外正解だったりする可能性も…?
エレンシアの薬の正体や入手ルートが気になるところです。
ある男の訪問
フィローメルのもとにはある人物が訪ねてきたよう。それはウィリアム・ハウンズという男。
彼はカトリーヌの兄であり、以前第35話でチラッと登場したことがありましたね。その時は自分の利益ばかり考える正確の悪そうな奴という印象でした。
そんな人物が一体何のためにフィローメルを訪ねてきたのか…。あまり良い事ではないでしょうね…。
ウィリアムが厄介な存在になりそうな気もしますが、この後どんな展開が待っているのか気になるところです。
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