ピッコマで公開されている「ニセモノ皇女の居場所はない」の感想と考察になります。
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「ニセモノ皇女の居場所はない」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【72話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
フィローメルの決断は
ナサールに告白されたフィローメルは部屋で一人頭を悩ませているよう。
実は彼女もナサールから異性として好かれていることを薄々気づいてはいたものの、知らないふりをしてきたみたいですね。
以前まではナサールからの好意は婚約者としての義務感によるものだろうとフィローメルは考えていたものの、彼がエレンシアを好きではないと確信したあたりから彼の気持ちに気づき始めたみたいです。
あまりに鈍感すぎると思っていましたが、さすがに分かっていましたか。
そしてフィローメルは今の自分が彼と同じ気持ちかどうか分からず。確かに彼のことを好きではあるものの、それと同時に重荷にも感じてしまうようで。
幼い頃のフィローメルはナサールのことを好きな気持ちを素直に表現し、彼と婚約したいと父ユースティスにもはっきり伝えるほどだったわけですが、あの頃と同じ気持ちかというとそうではないのかもしれませんね。
そういうわけでフィローメルはナサールの告白をはっきりと断ろうと決断していました。そのほうが相手にも迷惑をかけないだろうからと。
もう皇女でもないのにエイブリドン公爵家の後継者と結婚するわけにはいかないという立場的な問題が彼女の中では大きく、重荷に感じてしまうのでしょう。
ユースティスに伝える
ナサールの告白を断ろうと決意したフィローメルはユースティスのもとへ行き、エイブリドン公子と破婚させて欲しいとお願いしていました。
その話を聞いたユースティスは、ナサールがフィローメルのことを振ったのかと勘違いして憤っているよう。大切な娘を悲しませる男は許さないという父親の怒りですね。
そういうわけではないとフィローメルは咄嗟に否定し、自分のような庶民が公子と結婚するわけにはいかないからと説明。
それでもユースティスは納得いかないようであり、フィローメルは最終手段を使うことに。自分がナサールを好きではないから破婚したいのだと。
ユースティスは腑に落ちない様子ながらもフィローメルの意向を尊重し、お願いを受け入れてくれたみたいです。
ナサールを好きではないというフィローメルの話は本心ではないとユースティスも分かっているでしょうけどね…。
ショックを受けるナサール
その後2人きりでティータイムを過ごしているナサールとフィローメル。
彼は明らかに落ち込んだ様子であり、皇帝ユースティスからの破婚命令がすでに彼の耳に届いたみたいですね。
そして破婚の理由はエレンシアかとナサールは気にしているよう。そんな理由だったら納得いかないという感じでしょう。
そんなナサールに対して、私があなたを愛していないからだとフィローメルは伝えることに。彼を傷つけたくはないと思いつつも、ここははっきり突き放すほうがお互いのためだと思ったのでしょう。
これにはナサールもひどくショックを受けたようで。私ではダメでしょうかと言いながら涙を浮かべていました。
う~ん、こんなナサールは可哀そうで見てられないですね…。気持ち的にはナサールの恋が実るよう応援したいところですが、果たしてフィローメルは何と答えるのでしょうか。
変わらず突き放すのか、それとも心動かされて決断を変えることも?続きが気になります。
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