ピッコマで公開されている「ニセモノ皇女の居場所はない」の感想と考察になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第55話 | 第56話 | 第57話 |
「ニセモノ皇女の居場所はない」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【56話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
やはりただでは済まさない
フィローメルが治安隊によって留置場に閉じ込められていたという事実を知ったユースティスは、ポルランに調べさせてそれが事実であることを確認。
ただ当時の治安隊員は誰一人アンヘリウムに残っておらず、皆解職されてどこかへ行ってしまったという報告も。
ユースティスはそれがナサールのやったことであるとすぐに察して苛立っているよう。勝手なことをしてくれたなという感じでしょうね…。
そしてやはりただで済ませるつもりはないようで、アンヘリウムを去った治安隊員たちを捜し出して一人残さず抹殺するよう命じていました。
ユースティスと比べるとナサールが下した治安隊員への処分がいかに優しいものだったかが分かりますね…。
新たな宮廷魔導士について
それからユースティスのもとには宮廷魔導士ハンフリーがやってきて、ある報告をしてくることに。
今度新たに入ってきた宮廷魔導士2人が”夜明けの子供たち”であると。
”夜明けの子供たち”というのは、魔塔でルグィーンが行った実験とその結果によって生まれた存在を指す言葉みたいですね。つまりレキシオン、カディン、ジェレミア、フィローメルらのことです。
もちろんフィローメルがルグィーンの実験による子供だということは知られていませんが。
そして第41話でも触れられていたように今回宮廷魔導士となったのがレキシオンとカディンの2人というわけです。
警戒すべきなのではという意味でハンフリーは報告し、ポルランも何か企みがあるかもしれないと助言するものの、ユースティスはあまり気にしていない様子。拘束できるほどの名分もないから監視だけつけておくよう命じていました。
たとえ魔塔が何か仕掛けてきたとしても、自分の脅威にはならないという自信がユースティスにはあるのでしょうね。
過剰に警戒されることもなくレキシオンとカディンとしては助かったかもしれません。
瓶の中身は
食事の時にエレンシアの目の前に置いてあった瓶が何だったのか気になっているフィローメルは使用人に話を聞いてみることに。
どうやらそれはエレンシアが毎食料理にかけている香辛料であり、彼女は辛い食べ物が好みのようだと。
その話を聞いたフィローメルは違和感を感じたよう。そのような辛い香辛料は極南地域でしか好まれないのだと。
まあエレンシアの食の好みが変わっているだけという可能性も否定できないでしょうが、一部地域でしか食べられないものを好んでいるとなると疑うのは当然ですよね。
そんな中でフィローメルは預言書の登場人物が辛い食べ物を好んでいる描写を思い出し、著者の趣向が無意識に反映されたものなのではと推測。そしてフィローメルの辛いもの好きもそれと関係しているのではと。
食事の席でたまたま目にした香辛料の瓶から、真相に迫るための手掛かりがつかめるかもしれませんね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第55話 | 第56話 | 第57話 |