LINEマンガで公開されている「元夫の番犬を手なずけた」の感想と考察になります。
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「元夫の番犬を手なずけた」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【79話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ビルヘルムの答えは
ビロイを母ラインハルトに会わせるために一緒に北部へ来て欲しいとディートリッヒからお願いされたビルヘルム。
彼はその頼みを聞き入れることはなく。ラインハルトの名前を聞いたらルーデンへ飛んでくるかと思いましたが、そんなことは無かったみたいですね…。
むしろこのやり取りによってビルヘルムはディートリッヒが記憶を取り戻せていないことに気づいて指摘していました。記憶があるなら北部に来てくれなどとは絶対に頼まないだろうと。
確かに昔のディートリッヒであれば狂った状態のビルヘルムをラインハルトに近づけようとはしないでしょうね。
耐えられない
ディートリッヒらとの話を終えたビルヘルムは、自分の部屋に戻った後にラインハルトのことを考えて頭を抱えているよう。
それからまるで発作が起きたかのようにラインハルトの名前を呟き、封鎖していた物置部屋へやってきてドアを斧で壊して、そこに保管してあった彼女の肖像画を抱きしめていました。
もうラインハルトのことは忘れてしまおうと肖像画を置いてある部屋を封鎖していたのかもしれませんね…。
それにもかかわらず今回ディートリッヒからラインハルトの名前を聞かされ、耐えられずにここへ来たという感じなのでしょう。
やはりディートリッヒのラインハルトへの執着心は気合で抑え込めるようなものではなさそうです。
ビロイを人質に?
ビルヘルムが泣きながらラインハルトの肖像画を抱きしめている中、その部屋にはビロイがやってきました。
するとビルヘルムはいきなり父親としての優しい表情を見せてビロイを抱き上げるという。そしてお母さんに会いに行こうかと問いかけていました。
どうやらビルヘルムはビロイがラインハルトに会う口実を作るための人質になると考えたようで。
さっきディートリッヒから頼まれた際にはルーデンへ行くことを断ったのに、やはりラインハルトのことを考えると居ても立っても居られなくなったのでしょう。
あとディートリッヒの頼みを受け入れるのが癪だったということもあるかもわかりませんね。
ビロイのほうはビルヘルムが父として優しい表情を見せてくれたことを少し嬉しそうにしていましたが、ただ利用されているだけだとは思ってもいないでしょうね。
何だか都合よく利用されているビロイが可哀そうに思えてしまいます。
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