LINEマンガで公開されている「元夫の番犬を手なずけた」の感想と考察になります。
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「元夫の番犬を手なずけた」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【63話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
違和感を感じるマルク
ラインハルトのいる部屋へとやってきた副官の女性マルク。どうやら彼女は結婚するらしく、ラインハルトはお祝いとして白いキツネの毛皮をプレゼントすることに。
あまりにも高価な品物にマルクは動揺していましたが、それだけラインハルトは彼女に感謝しているのでしょうね。
それからラインハルトはルーデン領に戻る予定のマルクへあるお願いをすることに。それはディートリッヒのお墓の面倒を見て欲しいと。
もちろんマルクはその頼みを快く受け入れたわけですが、遺体も遺品もないお墓が…というラインハルトの発言に引っかかったよう。
そしてマルクが何か言おうとした次の瞬間、ラインハルトと一緒にいるビルヘルムが鋭い眼光でこちらを睨みつけ、マルクは困惑しながらも黙り込んでいました。
どうやらマルクはディートリッヒについて何かを知っていて、それをラインハルトに知られたくないビルヘルムが睨みつけて黙らせたという感じのようですね。
何だかヒヤヒヤしてしまう一連のやり取りでした。
ビルヘルムが隠している?
さっきの会話でマルクが違和感を感じた理由、それは彼女は当時ディートリッヒの部隊に所属しており、間違いなく彼女が遺品を回収していたからのよう。
なるほど。だから遺体も遺品も残っていないというラインハルトの発言に引っかかっていたわけですね。
当時慌ただしい中で遺品を誰かにあずけてしまったらしいのですが、記憶をたどって思い返してみると彼女が遺品を渡した相手はビルヘルムだったということを思い出していました。
そのことを踏まえて、ビルヘルムがディートリッヒの遺品を隠したのだとマルクは確信。ただその理由については分からず疑問を感じているよう。
それでもむやみに口を滑らさないほうがいいと考えてしばらく黙っておこうということに。
このことをラインハルトが知ってしまったらどう思いますかね…?ディートリッヒの遺品を隠すだなんて、ビルヘルム相手でも激怒しそうな気がしますが。
そしてラインハルトからの信頼に関わることですから、ビルヘルムはどんな手を使ってでも隠し通そうとするでしょうね。
ヘイツからの報告
ルーデン領へ戻ったマルクのもとにはヘイツから衝撃の報告が入りました。なんとディートリッヒが生きていると。
読者目線ではすでに前回の話で明かされている事実ですね。壁の修理の仕事をしている男たちといて、フェリックスと呼ばれていました。
そしてヘイツの話によると、デルマリルという小さな村で彼が直接会ったのだと。その時どんなやり取りが交わされたのかは今回は触れられず。
個人的にはディートリッヒにちゃんと記憶があるのか気になっています。記憶があるならどこかのタイミングでラインハルトの前に現れそうなものですから、そんな小さな村でずっと暮らしていたなら記憶を失っているのではと。
そしてディートリッヒが生きていたという知らせをマルクが受けたということは、ラインハルトの耳に届くのも時間の問題ですね。
ディートリッヒの存在によりビルヘルムとラインハルトの関係がどうなっていくのか、今後の展開が楽しみです。
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