LINEマンガで公開されている「元夫の番犬を手なずけた」の感想と考察になります。
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「元夫の番犬を手なずけた」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【5話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ビル・コルーナ
ラインハルトが城に連れてきた男の子がビル・コルーナだということが発覚。
彼は17年前に皇帝が北部視察に訪れた際、弱小貴族コルーナ家の令嬢との間にできた子なのだと。
後には野蛮族出身の混血として知られるようになるみたいですが、実際のところは皇帝の隠し子ということみたいです。
皇太子は言わずもがな皇帝も酷い人ですね。隠し子だなんて。
隠し子のことは皇后の耳にも入り、後継者はミシェルだけで十分だということで皇后の意向でコルーナ家は皆殺しにされることに。
当然ビルも死んだものと思われていたらしいですが、厳しい雪山の中で一人生き延びてきたということなのでしょう。
初登場からこれまで人間を怖がっている様子が描かれていましたが、一族を虐殺された経験がトラウマになっているのでしょうね。
これまで辛い思いをしてきた分ラインハルトが愛情を与えて育てて欲しいものです。
前世でのこと
前世ではラインハルトとの離婚から10年後にミシェルがビルを首都へ連れてきたらしく。
それからビルは戦場で大活躍し、その手柄は全て主人であるミシェルの功績になったとか。それによって下衆な皇太子だった彼は皇帝の座へ即位することができたみたいです。
いかにも小狡いミシェルのやり方ですね。
第1話や第2話あたりでミシェルの暴政で暴動が起こり、皇室の信頼が失墜しているという話がありました。そういう話からしてもミシェルが無能なのは間違いないでしょう。
自身の能力が無いくせに、ビルの手柄を全て自分のものにしてのし上がるとは非常に不快ですね。
あと前世でヘルカ領地で過ごしていたラインハルトは反乱の起こそうとしていたみたいですが、そんなときにビルが現れたのだとか。
詳しくは描かれていませんが、おそらくビルのせいで反乱は失敗したのでしょう。
ラインハルトはまだ幼い男の子であるビルに対して、過去の記憶を思い出して少し震えている描写もありましたから、前世では恐怖を覚えるような恐ろしい相手だったのかもしれませんね。
今世では味方?
ラインハルトは前世のビルを思い出して震えながらも、今世ではそんな彼を味方にすると気合を入れていました。
無能な皇太子を皇帝に押し上げてしまうほどの力を持っているわけですからね。彼さえいればラインハルトが望む復讐だって成し遂げられそうです。
ビルは愛情をもって優しく接してくれるラインハルトにすでにだいぶ懐いているよう。早くもまさに「元夫の番犬を手なずけた」の状態になりつつありますね。
あとラインハルトはビルに対して新たな名前を与えていました。それはビルヘルム。
それにはどんな意図があるのでしょうか?古い名前を捨てることでミシェルに見つけられないようにするとか?それとも一族を皆殺しにされた悲惨な過去と決別させたいのか。
そこら辺はよく分かりませんが、とにかくこれからラインハルトの頼もしい騎士になってくれることに期待ですね。
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