LINEマンガで公開されている「元夫の番犬を手なずけた」の感想と考察になります。
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「元夫の番犬を手なずけた」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【21話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
突然現れた軍隊
土地をプレゼントするというビルヘルムの言葉を受けて、ラインハルトは笑顔で応えたものの真に受けることはなく。
子供がふざけて言う程度の話だと思ったみたいです。まだビルヘルムのことを少し子供扱いしている部分があるのでしょうね。
それからビルヘルムに散歩へ誘われ外に出てみると、なんとずらりと整列している大量の兵士たちが。
突然現れた軍隊にラインハルトは目を見開いて驚いている様子ですが、それはビルヘルムが連れてきたのだとか。
彼らはグレンシア辺境伯家に所属する兵士たちであり、前日ビルヘルムがペルナハとある取引していたみたいです。
前回ペルナハと何か話している場面がありましたが、まさかこんな大それたことを話していたとは驚きですね。
ペルナハとの交渉
前回チラッと描かれていたビルヘルムとペルナハの会話の内容が明かされることに。
北部野蛮族を口実にグレンシアは一万人の軍隊を集めていたわけですが、ビルヘルムの活躍で野蛮族は滅びたという話でしたね。
そうなるとグレンシアに大量の兵士は不要となり、皇帝が兵力のあるグレンシアを弱体化させようとするのは明白なのだと。軍隊の解散命令が下されるのは間違いないとか。
ビルヘルムはその話でまずはペルナハを揺さぶりをかけたわけです。いつの間にか交渉術まで身に着けたみたいですね…。
それからビルヘルムはグレンシアの兵士を貸すようペルナハに要求。そうすればルーデンの下に位置する東部で一番裕福なオリエント領を征服してルーデンを拡大し、ラインハルトのことを東北部に広がる広大な領地の大領主にするつもりなのだと。
ラインハルトが大領主になれば、その過程で協力したグレンシアも強力な力を手にするというのがビルヘルムが提示したシナリオのよう。
そしてペルナハはその提案に乗って今に至るわけですね。
まさか相手の弱みにつけこんでこれほどの軍隊を動かしてしまうとは、ビルヘルムは恐るべしですね。
ラインハルトの反応は
ビルヘルムが軍隊を連れてきたことを受け、ラインハルトは困惑しているよう。
むしろこんなに多くの人を食べさせるお金はないなどと声を荒げて少し怒っている様子でもありました。
確かにルーデンがオリエントを征服するなんてビルヘルムだけの話ではありませんから、ラインハルトとしては勝手なことをしてくれたという思いもあるでしょう。
しかしビルヘルムはラインハルトのためを想う自身の気持ちを必死に伝え、そして師匠であるディートリッヒを奪われたミシェルへの憎しみは自分も同じであるとも。
彼の言葉を受けてラインハルトはビルヘルムの意図通りオリエント征服を決断するのでしょうか。
もうすでにグレンシアの大軍がやってきてしまっていますし、ビルヘルムのことを信じてみて欲しいですね。
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