ピッコマで公開されている「リリエンの処世術」のネタバレと感想になります。
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「リリエンの処世術」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【10話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
セドリックの怒り
後日、兄セドリックの執務室でのこと。
厳しい表情で執務を行うセドリックに、ちょうどタイミングが合ってしまっただけで、正確にはマリアンのせいで倒れたわけではないと彼をなだめるリリエン。
すると、セドリックはこの件に対して、戦争を起こしたいくらいの気持ちを抑えているのだと話した。そして、リリエンの頭をそっと撫でると、お前は治療に専念しなさいと言い、微笑むのであった。
ある日のこと。セドリックの執務室にはヘメンリンナ大侯伯がやって来ていた。
マリアンの件を絶対に許す気はないという強い意志を持つセドリック。婚姻はどうするつもりですか?と尋ねると、身内の管理が甘かったことに謝罪しつつ、この程度で同盟が破棄されることはないとヘメンリンナ大侯伯は答えた。
マリアンはヘメンリンナ大侯伯の妻側の親族であったのだ。
ヘメンリンナ大侯伯はマリアンについて、野心家で生意気な娘だったと思い返すと、こんな事件を起こすなんて父親にしてあの子ありだと思っていた。
しかし、まともな常識があれば謝罪をするだろうと思うのであった。
マリアンの父の謝罪
4日後。セドリックの元にマリアンの父ヒューゴ・ブランチェット公から手紙とお詫びの品が使いの者によって届けられていた。
手紙には謝罪と、マリアンはスズランソロリティを脱退する旨が書かれている。
手紙を読むなり、ビリビリに破いてしまうセドリック。お詫びの品のネックレスは野良犬にくれてやるように言う。そして、使いの者に自分の返事を届けさせるのであった。
ヘメンリンナ大侯伯はマリアンの父で義理の弟のヒューゴ・ブランチェット公に対して、まともに謝罪もできないのか!と厳しく叱責していた。
ヒューゴ・ブランチェット公はこの件に対して、子供同士の喧嘩程度にしか考えていなかったのだ。悪びれない態度のヒューゴ・ブランチェット公に、激しく怒りを見せるヘメンリンナ大侯伯。
今までは死んだ妻の顔を立てて大目に見ていたが、これを機にすべての支援を打ち切ることにするのであった。
戦地にて
季節は変わり、夏が訪れた。
クロード1世元年に北部ケスタル族の掃討令が出され、ダミアンは総司令官として指名された。
指名といえば聞こえはいいが、死地に厄介払いされたも同然だと嘆く臣下のアイバン。北部に派遣されて食料補給が絶たれてから3か月が経っていた。
皇帝から派遣された支援軍は全員百姓で構成され、腹を空かせた兵士たちが民家を襲うのも制することができない悲惨な状況であった。
民家を襲撃した兵士について相談しようとアイバンはダミアンのいるテントを訪れた。そこには気持ちよさそうにスヤスヤと眠るダミアンの姿があり、それに驚くアイバン。
ダミアンは先天的な魔力過剰症を患っており、頭痛、耳鳴り、幻聴、不眠など、終わりのない苦痛で苦しんでいたのだ。
初めてみるこんな彼の姿にアイバンが物珍しそうに見つめていると、いつまで見ているつもりだ?と言うダミアン。彼はいつのまにか起きていたようだ。
民家襲撃の相談に来たのだと用件を話すと、民家を襲った兵士は軍籍を消して故郷に戻し、足を失くした負傷兵には食事を断つように指示するダミアン。
話は終わりか?とダミアンが聞くと、ヘメンリンナ大侯伯からリリエンの容態について知らせがあったと報告するアイバン。
リリエンのことを婚約者だとすら覚えていない様子のダミアンは、ヘメンリンナ大侯伯が知っているならそれで充分だと話を聞こうとしなかった。
贈り物くらいされたらどうかと進言をするが、アイバンはテントからつまみだされてしまう。
しっかりと睡眠をとれたようで、ダミアンがだいぶ機嫌が良かったと感じるアイバン。
ダミアンの剣にはあのリリエンのタッセルがつけられたままになっているのであった。
【10話】感想
マリアンはヘメンリンナ大侯伯の義弟の娘だったのですね。ひとまずマリアンの事件は解決し、リリエンもひとまず意識不明からは回復したみたいで良かったです。
ダミアンが魔力過剰症でいつも苦しめられているのに、すやすやと気持ちが良さそうに眠れた理由が気になります。ダミアンがリリエンのタッセルがついた剣を触るシーンがあるのですが、もしかしてリリエンの力によるものなのでしょうか。魔力枯渇症のリリエンと魔力過剰症のダミアンならお互いの助けになりそうですよね!
まだ2人は出会えていませんが、早く2人のシーンが見たいです!!
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