LINEマンガで公開されている「雲が咲かせた花」のネタバレと感想になります。
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「雲が咲かせた花」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【17話】ネタバレ
王女の帰還
ザワザワと群衆が集まる中心には、馬を連れた一行の行列があった。
それは諸国に使節として行っていた紅蓮の2年ぶりの帰還であった。
群衆の中の者たちは、あの小っちゃい王女様がこんなに煌びやかになって戻ってくるなんて!と驚いた様子で話している。
当初は島流しに会って追い出されたとも噂が立っていただけに驚くのも無理はない。
王宮に到着し、駕籠から出てきた紅蓮を雲濤が出迎える。
早速国王の間っている建龍殿に向かおうとする2人。
紅蓮は、自分のいなかった間に国と王宮内がどう回っていたのかを後で報告して、と頼むと、雲濤はすでに資料を用意していると。
諸国にいた2年間、雲濤に必死に追いつこうと努力したものの、相変わらず自分より一歩先を行く雲濤に感心するのだった。
準備ができたと世話係に促され、また駕籠に乗り込む紅蓮。
世話係の者が、今はなしていた人物がまさか婚約者の雲濤様ではないですよね?と疑いながら聞くが、紅蓮は顔色変えず、そうだけど、と。
まさかとは思い聞いたものの、まるで恋人同士の会話には見えないと驚きを隠せず。
紅蓮は、恋人ではなくてただの婚約者であると冷めた顔で言うのだった。
王女である紅蓮に馴れ馴れしく話している世話係の者に、横から叱る声が。
昔、紅蓮に無礼な態度をとっていた宮女の島尚宮である。
誰の前で大声を張り上げている!と島尚宮に目をやる紅蓮。
頼りなかった昔とはまるで違う威圧感に、島尚宮はビクッとたじろぎすぐに謝るのだった。
そして紅蓮は、親しく話していた世話係は諸国で迎え入れた凛という者であり、王宮内での教育は島尚宮に任せると言い残して出発した。
頂点を目指して
建龍殿に向かう途中、駕籠の窓を開けた紅蓮に、乗り心地が悪いですかと雲濤が声をかける。
むしろその逆ですごく楽だと。昔はこんな駕籠に乗れる日が来るとは思わなかったからと言う。
また自分ほど王宮内の隅々まで知り尽くした王族は他にいないと。
どこの壁が低くてどこが高いのか、どこの壁に穴が開いているかなど、名ばかりの王女であった紅蓮は知り尽くしていた。
それを聞いた雲濤は、その点に関しては自分よりも秀でていると微笑んだ。
雲濤も戯言を言えるようになったのねと言う紅蓮。
続けて、風濤にでも…と言いかけたが、風濤の名前を出したことをすぐに謝る。
それを見て、風濤に会いたいですかと問いかける雲濤だが、王宮内に入ることが禁じられている風濤には会えないじゃない、と紅蓮は目を伏せる。
そうこうしていると2人は建龍殿に到着した。
雲濤は紅蓮の手を取り、風濤なら紅蓮が上り詰めた後に呼び戻せばよいのです、と言いながら建龍殿に入って行ったのだった。
【17話】感想
名ばかりの王女と馬鹿にされていた紅蓮が今回から別人のように成長して出てきたことに驚きです。
昔自分に無礼な態度をとっていた島尚宮に対して一喝し、王女の風格を見せたところはスカっとします。
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