ピッコマで公開されている「皇帝の子供を隠す方法」の感想と考察になります。
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「皇帝の子供を隠す方法」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【51話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
テオールの出生を調べる者
カイゼンは調査の結果アステルとテオールが実の親子であることを知っていたよう。当時出産に立ち会った産婆の証言で確証を得たみたいです。やはりバレていましたか…。
ただ部下の報告によると、出征記録簿に記載されたテオールの生母とされる女中は先日何者かに連れ去られたのだとか。
その目的はテオールの出生調査だろうということで、カイゼン以外にも同じことを調べようとしている者がいるわけですね。
疑わしい者がいないか読み返してみたところ、第33話でフローリンがテオールの出生調査を乳母に命じている場面が…。シーズン中断が長くて忘れていましたが、確かにそんなシーンもありましたよね。
おそらくテオールの生母とされているその女中を連れ去ったのはフローリンで間違いないでしょう。
彼女に秘密がバレたら厄介なことになりそうですね…。悪知恵の働く抜け目のない女ですし、アステルのことは間違いなく敵視しているはずなので。
第35話ではカイゼンがアステルにダンスを申し込んでいるのを見てフローリンがショックを受けている場面がありました。そういう描写を見ると、たとえアステル本人が皇后の座に興味なくても、カイゼンから寵愛を受けている女という点において攻撃の対象にされそうですよね。
今後フローリンには気を付けたいところです。
カイゼンの心情は
前回冷たい態度でアステルに接してきたカイゼンですが、彼には彼なりの考えがあったよう。
というのもテオールの出生を調べている何者かの存在を知り、アステルとテオールを守るためには当分の間自分の目が届く首都に2人を留めておいたほうが良いと思ったみたいです。
だから舞踏会も皇居で開くよう提案したわけですね。それも断られないよう冷たく強引な態度で。
う~ん、まあ彼なりの優しさだったり正義なのかもしれませんが、首都に足止めされてアステルは困っているんですよね…。何とも言えない複雑な状況だなと。
普通にアステルとテオールを解放して領地に帰らせてくれれば、これ以上フローリンの脅威に晒されることも無いと思うので、自由にさせて欲しいとは思ってしまいますが。
ただカイゼンの決心は固そうなので説得して覆ることでもなさそうですよね。
せめて冷たい態度はやめて前みたいにもう少し優しい表情で接して欲しいものです。
アステルの頼み
カイゼンによって強制的に首都に足止めされることになり、困ったアステルは切羽詰まった様子で祖父カレンベルク侯爵に頼みごとをしていました。
それはアステルが首都に残って時間を稼ぐ間に、テオールと共に行方をくらまして欲しいと。
カイゼンを説得できないのであれば逃げる形で首都を抜け出すしかないですよね。
カレンベルク侯爵に頼んでいるアステルは涙まで浮かべていて、どれほど必死なのかが伝わってきます。
夜市でテオールが倒れるようなことが無ければすでに東部の領地へ向けて出発していたはずで、目前まで迫っていた首都脱出を逃してしまったわけですからね…。なぜまたここにきて困難な壁が立ちはだかるのかという失望も大きいでしょう。
アステルの頼みに対してカレンベルク侯爵はどのような答えを出すのでしょうか。この後の展開がどうなるのか楽しみです。
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