ピッコマで公開されている「今世は当主になります」の感想と考察になります。
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「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【163話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ララネの恋
夜にフィレンティアの部屋にはララネがやってきました。話したいことがあるようで、やはり話題はアビノックスのことについて。
ララネはアビノックスの名前を出しながら頬を赤らめて恥ずかしそうにしているよう。完全に恋をしていますね。笑
彼女は基本的に人付き合いが得意ではなく誰かと一緒にいるのが好きではないというのですが、アビノックスだけは例外なようで。彼と一緒にいるとリラックスできていつの間にか笑顔になってしまうのだと。
ララネが前世とは違って幸せになって欲しいと願っているフィレンティアからしたら全力応援でしょうね。
ただ問題もあるらしく、家族の意向による縁談が持ち上がっていて候補がすでに何人かいるのだと。当然父ビエーゼなんかは娘の幸せよりも自分が政治的に有利になる家門との結婚を強要してくるでしょう…。
そんなララネの悩みに対して、今は自分の事だけを考えてとフィレンティアは助言していました。ララネからしたら心強い言葉でしょうね。
フィレンティアも協力してどうにかアビノックスとララネが幸せに結ばれて欲しいものです。
チャントンとの取引
ギャラハンのもとにはサーシャウ当主チャントンが訪ねてきていました。
用件はというと現在建設中のチェサユ港湾について。そこから川に沿って物資を運ぶにはサーシャウ領を通る必要があり、通行できるかどうかはサーシャウ当主である彼にかかっているよう。
自分の決定次第でチェサユ港湾の全てが水の泡になるぞと言わんばかりにチャントンは威圧的で嫌な感じですね…。
ギャラハンもその問題については認識していたものの、これまでチャントンには接触せずにいたらしく。相手の出方をうかがっていたのかもしれません。
そしてチャントンはサーシャウ領の通行を許可する代わりに、サーシャウの船がチェサユ港湾にいつでも入ることができる優先権が欲しいと提案。ギャラハンは停泊料を払ってもらうという条件で受け入れていました。
具体的な料金などはまた後日取り決めるようで、ひとまずは取引成立という感じでしょうかね。
皇后ラビニと手を組んでいるチャントンと取引関係を結ばざるを得ないとは、今後の勢力争いにどう影響してくるか注目です。
意外と良い人?
チャントンとギャラハンの商談の中ではサーシャウの状況や今後に関する話がありました。
サーシャウは帝国で一番穀物の生産量が多いらしく、それでいつも食料不足の西部アンゲナスと手を組んだよう。
これまでは皇后ラビニと手を組んでいるということしか分かりませんでしたが、もしかしたらチャントンはサーシャウの発展のためにアンゲナスを利用しているのではとも感じられます。
そして今回ギャラハンとの交渉でチェサユ港湾を使えるようにして、さらに東部にも穀物を売り込もうとしているとか。
想像以上にチャントンは野心的なのかもしれませんね。ギャラハンも彼は只者ではないと感じているようでした。
ただチャントンは穀物の売り先を拡大しようとしている件について、サーシャウの農民たちが血と汗を流して生産したものが安値で売れていくのを見過ごすわけにはいかないからとも発言。
それを聞いたギャラハンは、チャントンのことをそんなに悪い人ではないのかとも思ったよう。
確かに彼の発言は自国民のことを第一に考えているリーダーと言えそうです。まあその言葉が本心かどうかは分かりませんが…。
チャントンが意外と良い人説が少し浮上してきましたがどうでしょうかね?今のところは威圧的な態度だったりその雰囲気から悪者感が溢れ出ていますが。今後の彼の動向には注目です。
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