ピッコマで公開されている「今世は当主になります」の感想と考察になります。
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「今世は当主になります」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【136話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
新たな事業提案
フィレンティアがデボン家当主クランに一緒にやってみないかと提案した新たな事業。それは商品を邸宅まで届けるサービスなのだと。
いわゆる宅配サービスですね。このアイデアにクランは感銘を受けてだいぶ乗り気なよう。
宅配というのは現代においては当たり前に存在するものですが、この世界においてはまだ誰もやったことのない画期的なもののようです。
フィレンティアは例えば南部の貴族が東部の貴重な品物を欲しいと思ったとき、フェレット商会の商品カタログから注文して邸宅で待っているだけで手に入れられるようなサービスを想像しているみたいです。現代のカタログ通販のようなものですね。
彼女はクレリバンとは巨大な船や港湾の建設について話を進めていましたが、そちらと合わせて帝国のどこにでも宅配できる環境を整えようとしているのかもしれません。
まさにそれはロンバルディの交通を担当するデボン家の得意分野であり、クランも積極的にアイデアを出して話が弾んでいるようで。
フィレンティアとデボン家が協力して進める宅配事業がどうなっていくのか期待ですね。
緊迫の食事会
皇居では皇后ラビニと第1皇子アスタナ、そしてアイバン家当主代理らが出席する食事会が開かれていました。
以前第134話でラビニが北のアイバン家と親しくしているという話がありましたから、定期的に開かれている交流会なのかもしれません。
そしてアイバン家当主代理は今回が初登場ですかね。どうやら家門の後継者の座を兄弟と争っているらしく、ラビニとの繋がりにより優位に立てているみたいです。
ラビニは息子アスタナを皇太子にするためにアイバン家を味方につけ、当主代理は後継者争いに勝つためにラビニに協力していると。お互い利害関係が一致しているわけです。
ただ食事会はあまり和やかなものではなく緊迫した雰囲気のよう。当主代理はラビニの顔色をうかがってか緊張した様子であり、さらにアスタナはやたらと自分を管理しようとしてくる母にうんざりしているようで。アイバン家と仲良くするように命令されて内心不満そうにしていました。
アスタナはただ母の命令で動いている駒という感じですね。そもそもこの食事会に出席していること自体納得いっていないのかもしれません。
お互いの利益のために築かれたラビニとアイバン家の関係にただ付き合わされているだけのアスタナと…。この関係がどうなっていくのか注目ですね。
木材を巡って
食事会ではアイバン家がアンゲナス家に送っている木材の話に。どうやらアンゲナス家は西部開発のために現在大量の木材を必要としているみたいです。
そしてその木材とは以前も名前が出てきたトリバの木なのだと。モナック商会とフェレット商会が大量に買い入れている北部の特産品ということでしたね。
ラビニ曰くこれまでの4倍の量が欲しいらしいのですが、これには当主代理も困っているようで。最善を尽くしても2倍が限度なのだとか。
その当主代理の返答にラビニの顔色は険しくなっていました。
いや~ただでさえ緊張感が漂っているのにますますヒヤヒヤしてしまいますね…。こういうのがきっかけで関係悪化してくれたらむしろ嬉しいですが。笑
アイバン家のほうで十分にトリバの木を用意できないのはやはりモナック商会とフェレット商会の大量買い入れの影響なのでしょうね。
ペレスとフィレンティアがそれぞれ率いる商会の力でもっとラビニを苦しめて欲しいものです。
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