ピッコマで公開されている「婚約破棄の対価」の感想と考察になります。
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「婚約破棄の対価」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【88話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
数日前のこと
裁判の場に突然現れた人物。それはやはり死んだと思われていたイルノスでした。
というのもどうやら裁判よりも数日前にペゼンテルア公爵夫人がイルノスに接触していたよう。
その際にイルノスは思いもよらなかった真実を知らされることに。実は皇后は皇帝によって殺されたということ。エルシアが事件を暴こうと嗅ぎ回っていた際にパヴォロッセからの襲撃を受けたことも。
そしてペゼンテルア公爵夫人は、エルシアを本当に愛しているなら今から行動で示して欲しいとイルノスに要求。
彼はそれを受け入れて今回エルシア側に味方してくれることになったようです。
イルノスに関してはこれまで煩わしいことばかりでしたが、裁判で皇帝と戦ううえでは心強い味方になってくれそうですね。
イルノスの証言
イルノスは事実と嘘を織り交ぜながら皇帝を追い詰めるよう巧みに証言。
母の死の真相を探るべく調査していたところをパヴォロッセに襲撃され、危機的状況でペゼンテルア公爵夫人が救ってくれたと。
実際に事件を嗅ぎ回って襲撃を受けたのはエルシアでしたが、それを不自然な点がない程度に自分に置き換えて証言しているみたいですね。
皇帝は自分の妻だけではなく息子まで殺そうとしていたのだということで傍聴席もざわついているよう。
そしてそもそもその裁判はイルノス殺害の容疑でペゼンテルア公爵夫人が裁かれるばだったわけですが、彼は生きていたということで無罪に。
逆にイルノスは母の殺害容疑で父である皇帝に対して裁判を要請すると宣言していました。
皇帝は当然受け入れ難いようで声を荒らげて拒否するも、裁判官であるアスリエルの指示で警備兵が暴れる皇帝を取り押さえることに。しかも皇帝は被告人として裁判が終わるまで資格が剥奪されるとか。
一連のやり取りの中で皇帝の威厳が微塵も感じられませんでしたね…。法廷において一番偉いのはアスリエルということなのでしょう。
容疑をかけられていたペゼンテルア公爵夫人は無実となり、逆に皇帝を裁判の被告人の席に引きずり出すことができたと。全てが順調ですね。
信じていいものか
裁判も終わりペゼンテルア公爵一家は家族団らんの時を過ごしていました。ひとまず大きな山を越えて一安心という感じでしょうね。
そこでリアスから少し気になる発言が。果たしてイルノスを最後まで信じていいものかと。
今のところは味方になってくれているものの、長い間皇帝の操り人形だった事実には変わりなく、そんな人間が最後まで協力してくれるかは分からないというのがリアスの考えみたいです。
確かにイルノスが裏切ったり、勝手な行動をとり始めたりするケースも想定しておいたほうがいいかもしれませんね…。
最後の情?
そのころ皇帝の部屋をイルノスが訪れていました。
そこで彼はお父さんがこの裁判で勝てる方法はないと警告。死ぬまで皇室の地下牢で過ごすことになるだろうと。
そんな前置きをしたうえで、息子として与えることができる最後の情だと言って道を開けることに。まさか逃がそうとしているのですかね…?
もしそうであれば、一生地下牢で過ごすくらいならどこかで隠れて暮らしたほうがいいだろうというイルノスの優しさなのでしょう。
余計なことをして反撃の隙を与えるようなことをしないで欲しいですけどね…。この後どんな展開が待っているのか気になるところです。
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