ピッコマで公開されている「皇女、反逆者に刻印する」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第8話 | 第9話 | 第10話 |
「皇女、反逆者に刻印する」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【9話】ネタバレ
父の判断は
空中監獄のバケモノ、ミカエリス・アグニトを専属騎士としておきたいと言うイヴィエンヌ。
その発言にその場の誰もがしばらく言葉を失い、そいつは忠誠儀式すらままならない危険なヤツだとデズモンドは言う。
忠誠儀式とは洗脳により皇族への忠誠を誓わせるもの。
ミカエルが普通のホムンクルスであればそれを拒否した時点で殺されただろうが、彼の人並外れた才能に免じて空中監獄刑に処されるにとどまったのだ。
そんなヤツに忠誠儀式よりも上位にあたる刻印を試みるとは、皇権への挑戦ともとられかねず、デズモンドは判断に慎重になっていた。
しかしイヴィエンヌは説得を試みる。
ホムンクルスが自らの意志で忠誠を拒否したとは考えづらく、マナ回路に不具合が生じたのではないかと。それを父譲りの才能で解決するチャンスを下さいと言う。
すると少し考えたデズモンドは、良いだろうと言って許可した。
ただし条件がある。彼は険しい表情でそういうのだった。
ホムンクルス養成所
イヴィエンヌとセデラーは2人で極寒の地へ来ていた。
それは地図にも載っていない帝国の果て。極寒の地にホムンクルス養成所がある場所だ。
そこでは毎年新たに造られた約100名のホムンクルスが移送されてくる。
15年の厳しい訓練と教育を受け、厳しい審査を通った上位ランクのホムンクルスのみが皇室護衛騎士や専属騎士の資格を与えられるのだ。
上位クラスでさえ皇族の消耗品となるわけだが、中下級ともなれば卑劣を極めた扱いを受けることになる。
そんな事情を知っているイヴィエンヌは、これは起こるべくして起こった反乱だと思うのだった。
ホムンクルスの髪色
イヴィエンヌとセデラーは、ピット・エルカ準男爵に迎えられた。
彼はホムンクルス養成所の総責任者である。
早速空中監獄に案内すると言われ、イヴィエンヌらは彼について行く。
向かう途中で、ピットはホムンクルスの髪色の話を始めた。
世に出ているホムンクルス達は皆暗い髪色をしているが、養成所のホムンクルスは皆明るい髪色をしていると。
それは養成所の者たちはマナ回路を封じる首輪をつけており、それが彼らの魔力を遮断して髪色に影響を及ぼすのだと言う。つまり首輪を外せば元の暗い髪色に戻るのだ。
そういう事情があるため、首輪を外しているにも関わらず銀髪のシルヴァスティアンは皇族の間で有名となっているのである。
ピットはそのようなことを楽しそうに話すが、それはイヴィエンヌの知っていることであった。
ミカエリスとの対面
いよいよ空中監獄に到着したイヴィエンヌたち。
ミカエリスは空中につるされた監獄の中で、手足を拘束されていた。
またピットの言った通り、首輪をつけている彼の髪色はピンクに変わっている。それがホムンクルスを人形と呼ぶ所以なのだと。
イヴィエンヌのほうを見たミカエリスの目つきは鋭く、彼女が皇族であると知った途端に暴れ出す。
しかしイヴィエンヌは冷静に彼の目の前まで近づいた。
過去の人生で会った彼の目つきから比べると、今は敵意を示していることがよくわかり、以前は好意的だったのねと感じる。
そして、前世で言われた言葉通り、あなたを指名しに来たわと彼女は思うのだった。
【9話】感想
いよいよミカエリスと対面しましたね。イヴィエンヌの過去の人生では、ミカエリスは彼女に好意を抱いていましたが、今はまだ彼女のことを知らない状態なのでしょうか。
敵意を示しているように見えますが、これからホムンクルスの味方であることを伝えて行かなければなりませんね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第8話 | 第9話 | 第10話 |