ピッコマで公開されている「花は舞い風は歌う」のネタバレと感想になります。
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「花は舞い風は歌う」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【54話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
計画の変更
カルオンは秘書室に部下の男を呼び出した。
先日のカルテン公女の成人パーティーでエルセラと話したカルオンだが、その会話が彼の中の何かを変えたようだ。計画を変更しなければと彼は話す。
まさかベルンハルトを助けるつもりですか!?と驚く部下の男。
元々の計画としては、フィサリーデ出身の王妃であるエシャヒルドが崩御した時点で、フィサリーデ家はベルンハルト家とは縁を切るつもりであった。
つまりエルセラがハルゼンと離婚し、他の家門から新たな結婚相手を探し出すということである。
しかし先日のパーティーでエルセラと会話をしたとき、彼女は夫ハルゼンのことが大好きだと話していた。
彼女のその言葉が、カルオンの計画を変えさせたのであった。
謝罪の手紙
エルセラの元には手紙が届いていた。差出人はレイミア・カルテン。カルテン公爵夫人である。
その手紙には、娘の成人パーティーの日に無理に謝罪を要求したことを詫びる言葉が並んでおり、カルテン家で貴重な品として扱われている髪飾りまで添えられていた。
公爵夫人が自らの意思でこのようなことをするとは考えづらく、おそらくはカルテン公爵の意向に従ったものであろう。
いっそのことカルテン公爵夫人の怒りが収まらずに婚約破棄を提案されればよかったのに…とエルセラは思う。
そして、オリビアと結婚してビセンテは幸せになるだろうかという不安も相変わらずこみ上げてくる。
ビセンテの前では、あなたの選択だから尊重するわと言いながらも、息子の幸せに確信が持てないのであった。
学問を学ぶ意味
エルセラは学問を再び始めるため、家庭教師の先生に来てもらい授業を受けていた。
その日の授業ではレナルト語を教わるが、エルセラの出来の良さに先生も絶賛する。
レナルト語は以前にも習ったことがあるので…と謙遜するエルセラだが、それでも素晴らしいくらいに出来ていると先生は褒めた。
しかし浮かない表情のエルセラ。
彼女はレナルト語を勉強してよいものか、悩んでいたのだ。
たとえ学んだとしてもレナルト語を活用する機会はないかもしれない。知識を身につけても役に立たないだろうと思ったのである。
幼い頃のエルセラは、学ぶという行為が必ず意味のあるものだと教えられて育ってきた。しかしいつからか、そのことに疑問を持ち始めてしまったのだ。
エルセラの悩みを聞いた家庭教師の先生は、必ずしも学んだことが直接的に役に立つことが無くても、決して無意味なことではないと言う。
学問を初めから役立つかどうかで判断してしまったら、何も新しいことを学ぶことは出来ない。役に立たないと思ったら、そこに意味を与えればいいだけだと。
さらには、奥さんは十分賢い方なのでご自分をあまり過小評価しないでくださいと言い、エルセラのことを励ましてくれた。
その言葉に勇気づけられたのか、エルセラの表情は少し明るくなった。
それから一人になり、最近会う人は皆私にやりたいことをやったらいいと言ってくれるね…と思う。
彼女は幼かったビセンテに本を読み聞かせる情景を思い浮かべながら、私がやりたいこと…と意味深に考えるのだった。
【54話】感想
元々カルオンは、妹エルセラをハルゼンと離婚させて新たな結婚相手とくっつけるつもりだったようです。
それは家門の事情によるものなのでしょうが、エルセラがハルゼンのことを大好きだと言ったため、計画を変更することに。
カルオンは今まで少し不気味な印象でしたが、結局妹のことを第一に考えてくれている優しい兄なのかもしれませんね。
またエルセラにやりたいことをやればいいと背中を押してくれたのはフアンとコンタール男爵夫人に続き3人目。
そろそろエルセラもモヤモヤを吹っ切って、全力でやりたいことに取り組んでほしいです。
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