ピッコマで公開されている「ゴミ捨て場の皇女様」のネタバレと感想になります。
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「ゴミ捨て場の皇女様」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【6話】ネタバレ
目を疑う記録
記録書とは皇家に起こった全ての出来事を記録する本であり、記録者とその後継者、そして皇帝と皇太子だけが触れることのできる本である。
エリアスはその記録書で主人公の少女のことを調べていた。
その記録書に書かれていることを疑ったのか、エリアスは記録者オスロに対して、偽りが記された確率は?と問う。
それはありえないと答えるオスロ。
ならば記された内容を記憶しているか?と言い、エリアスはオスロに記録書を読ませた。
アエル族の特性
そこに書かれていた内容がこうだ。
ある日皇帝がアエル族のブレシュティという女性を連れて来て、音に敏感な彼女のために東北の離れた場所に静かな城を立てた。
そして彼女は皇孫を身ごもり、出産のときは皇帝が彼女に配慮して老いた産婆を除くすべての者を城から追い払い、自らその部屋を前を守ったという。
そこに書かれている内容に驚いたオスロ。記録者であるはずの彼女もその内容を覚えていなかったのだ。
しかしオスロはアエル族については古い歴史書で見たことがあるのだと言う。
彼らは他人に記憶されることで存在することが出来る種族。
己を記憶し祈ってくれる信徒がいることで力を維持できる神が存在し、アエル族はその神の末裔である。
アエル族の人々もその神と同様の性質を受け継いでいた。
彼らは忘れられれば生命を失い、死ねばその者と関わった全ての者の記憶が消えてしまう。
そして彼らが滅族の危機に瀕していた理由として有力なものは、アエル族ではない者の子を身ごもり産むと、髪を裏切った代償として死に至るというのだ。
オスロの仮説
そしてオスロは今回の廃城にいた少女についての仮説を話す。
その仮説では、ブレシュティは自分が死ぬことを知りながら出産し、命を落としてしまったと。
そして母が死んだことにより、生まれた子もまた忘れられてしまったのではないかというのだ。
その話にエリアスは、まずは唯一の生き証人である産婆を探そうと言う。
そしてアエル族について、記憶を取り戻す方法についてオスロに質問しようとしたところ、記録室に子供が入って来た。
記録者オスロの後継者となる子、ラパスである。
エリアスと真剣な話をしている最中であり、オスロはラパスに部屋を出て行くように言った。
ラパスは言う通りに部屋を後にしたが、東北の廃城に子供がいると言う話をすでに盗み聞きしてしまっており、ニヤッと笑いながら出て行くのだった。
そして話の途中であった記憶を戻す方法についてである。
アエル族に関する情報は少なく知られていないと答えるオスロ。
なぜそんなことをお聞きになるのです?と聞くと、エリアスはその子が琥珀石の宝石眼を持っていたことを話した。
太陽の涙ですね…とオスロが呟く。
そして親友としてのお願いだと言い、記憶を戻す方法を調査するようオスロに指示してエリアスは部屋を後にするのだった。
廃城では
一方廃城ではエリアスの置いて行ったマントにくるまっている主人公の少女。
彼女はその日、使用人ヘルンの持ってきた料理を食べており、おいしかったねと猫のノランに話しかけている。
そして木を見上げると、舞い落ちる木の葉。
落ち葉がだいぶ増えてきた…と呟きながら、冬になったらまた精霊様も来られるよねと言うのだった。
【6話】感想
アエル族は記憶に関する特別な性質を持っていたのですね。
エリアスが主人公の少女のことを覚えていないのには、こんな特別な理由があったとは驚きです。そして設定も面白いのでこれからの展開も気になってしまいますね。
最後に出てきた精霊様とは、女性と思われる後ろ姿が描かれていましたが、いったい何者なのでしょうか。
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