ピッコマで公開されている「ガラスの温室の公爵夫人」のネタバレと感想になります。
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「ガラスの温室の公爵夫人」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【43話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
エルを縛っていた力
ゴルカが祈りを捧げると、突然エルの寝ている祭壇が炎に包まれる。
エル!と叫び動揺するレイナだが、しばらくして炎は収まり、公子は大丈夫なので心配しないでくださいとゴルカは言う。
彼曰く、誤った力の呪いがエルのことを締め付けていたのだと。命の神リュミエがその呪縛を燃やして解放したから、そのうちエルの状態は安定すると言う。
それはつまり誤った力とは摂理に逆らう力のことだと。その影響でエルが高熱を出していたようだ。
その話を聞いて何か思いつめるレイナ。彼女は時間を回帰してここに戻って来たのだ。
摂理に逆らう力とは…本当に私のせいなの…?と彼女は思う。
呪いなら誰の仕業なのだ?とエドハールが聞くと、帝国にこのようなことが出来るのはたった一人だけだとゴルカは答えた。簡単に口にしてはいけない名前だと。
ゴルカは明言しなかったが、それは皇帝だろうとエドハールとレイナは察した。
だとすれば皇帝がエルに呪いをかけたということになるが、エルの高熱は皇帝と会う前からのことである。
エドハールとレイナは顔を見合わせ、同じことを考えていた。
腑に落ちない…。2人ともそのように思っているのだった。
祈りのあと
無事エルのための祈りを終えたため、エドハールとゴルカは場所を変えて話をすることに。
これまでエドハールの訪問の申し入れを断り続けたことについて、リュミエ神殿は訪問客を簡単に受け入れることはないからなのだとゴルカは言う。
そのわりにヴィノシュト公爵から頼んだ時はすぐに許可していた。
それについては、ヴィノシュト公爵との縁は20年近くになり、多くの恩があるから断れなかったのだと。
そのおかげでエルを連れて来られたのも事実である。
それからエルを治療してくれた報酬に関する話を始めるのだった。
エドハールとゴルカが話をしている間、レイナはエルとダリアと庭園で過ごしていた。
公子様が治ってよかったですとダリアは言う。
以前として疑問は残っているとレイナが口にすると、悩みに飲み込まれてしまわないようにとダリアは言う。こういうときこそ信頼を持って行動して切り抜けるのがよいと。
その助言にレイナは、ありがとう…と一言お礼を言うのだった。
帰りの馬車の中
神殿から帰る馬車の中。
エルを治療してくれた対価として、魔精石をいっぱいに積んだ馬車5台を差し出したとエドハールは言う。
息子を生かすことができる値段としては全く惜しくないが、司祭としてはかなり貪欲だとレイナは感じた。
そしてエルに呪いをかけたのは本当に皇帝だろうかと話し合う2人。確信はないが今のところはそう考えるしかない。
そうだとすればゴルカは皇帝の力を誤った力と呼んだわけだが、エドハール曰く皇帝はもう人間の境地を脱して久しいという。権能に近い力を持っているからそのように表現したのかもしれないと。
レイナはまだ疑いを持っていた。それが本当に皇帝の力によるものなのか。
もし私が原因だったら…どうやってエルを守ればいいのだろうか…。
彼女はそのようなことを心配していた。
それからエドハールは、何かあったら私が君とエルを守るから心配しなくていいよとレイナに声をかける。
そんな彼の優しい言葉に、レイナにも笑みがこぼれる。
そうだね…エルを守るのは私一人だけではない。少しは信じてみよう。エドハールを…。
レイナはそのように思うのだった。
【43話】感想
エルの高熱の原因は結局何なのでしょうか。今のところ皇帝の力によるものとされていますが、何となく違うような気がしてしまいます…。
少なくとも作品内で描かれている範囲では、皇帝がエルに呪いをかけるといった場面はありませんでした。
それにレイナも思っていたことですが、皇帝に会う前からエルは高熱を出しているんですよね。やっぱり過去に回帰して来たということが、摂理に逆らう力という表現にしっくり来てしまいます。
エルの高熱の原因が何なのか、真相が気になるところです。
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