ピッコマで公開されている「ダークヒーローの娘になる方法」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第4話 | 第5話 | 第6話 |
「ダークヒーローの娘になる方法」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【5話】ネタバレ
彼女への疑い
”レ”が持っていた花は本当に貰った物なのかと聞いて来るジェイド。
何か問題でもあるのかなと疑問に思いつつ、その通りであると彼女は答える。
思い返してみると、花を渡した時にカーレンは深刻そうな顔をしていた。
何か疑われているのかなと感じた”レ”は、盗んだものなどではないということをハッキリと言う。
ただ財布を盗んだと誤解されたことはあるとも。落ちていた財布を届けようとしたときに、気を失う前何度もたたかれたのだ。
その話にジェイドは少し関心を示し、叩いてきた人の顔を覚えているかと聞いてきた。
昔のことだから覚えていない”レ”だが、思い出したら教えてねとジェイドは微笑む。そいつの頭でボール遊びできるようにしてあげるからと。
そんな残酷なことをさらっと言うジェイドに、思い出しても絶対に言わないようにしようと思い、彼女は苦笑いしているのだった。
カーレンにとってその花とは
シオンは”レ”について調査したことをカーレンに報告していた。
彼女の年齢は9歳で、ルウェルトンの所有地であるセットン地区の貧民街生まれ。唯一の家族である母親を病気で亡くしている。
それから貧民街で物乞いをしながら生活し、犯罪や違法行為で補導されたことはない。
そのような調査報告をしていた。
カーレンが彼女の調査をさせ、そしてそもそも養子に受け入れたのは、彼女が持っていたあの花が理由である。
”レ”が渡してきた金のラインが入った赤い花。それはカーレンの母の殺された際に残されていた花だ。いわば犯人からカーレンへの挑戦状でもある。
彼はその花を国中探したが見つからず、そして今回偶然にも”レ”が同じ花を持っていたのだ。
”レ”は犯人にとっての次のターゲットかもしれないし、もしくはカーレンのもとに送られて来たスパイかもしれない。
いずれの可能性も考えられるが、どちらにしても傍に置いておく必要があると考えたのだ。
9歳でスパイとは考えづらいとシオンは言うものの、そんな理由で決めつけるべきではないとカーレンは思っているのであった。
シオンからの報告を受けているカーレンだが、彼の足元には何やら動くものが。
なんとそこにはカーレンの捕えてきた犯罪者が拘束され、足置き代わりにされていた。
残忍な犯行を繰り返してきたその犯罪者を、カーレンもまた残忍な方法で始末するのだった。
前世の夢
”レ”は前世の夢を見ていた。
彼女が覚えている前世の記憶は、真っ白な病室で本を読んでいたということくらいである。
彼女は体調が悪く、病室では小説「ルウェルトン公爵家の日常」を呼んでいた。
そしてその小説に出てくる恐ろしいほど優雅で強いルウェルトン家に憧れていたのだ。
結局その本が、生前最後に彼女が読んだ本だったようである。
毎晩見る前世の夢から目覚め、今日も朝を迎えた。
その日もいつも通りジェイドとの朝食。カーレンは忙しいとのことで不在である。
前世で小説を読んでいた彼女は、闇の仕事のことを家族には言えないカーレンは適当に地方の視察だと言っていることを知っていた。
ジェイドとは仲良しというほどではないが、呼び捨てして気軽に話せるほど打ち解けた。
今日時間があったら…と誘おうとする”レ”だが、彼は今日アカデミーに行く用事があって忙しいらしい。
しゅんとして落ち込む彼女に対し、ジェイドは黄色い風船をプレゼントしてくれた。
前世でも病室で退屈にしているときに父が風船を持って来てくれたことを思い出し、彼女は嬉しそうにする。
甘い香りのするラグル帝国さんの茶葉で淹れたミルクティーを飲みながら、彼女は幸せな朝だと感じるのだった。
【5話】感想
どうやら”レ”が養女として迎え入れられたのは、彼女が持って来た花が理由だったようですね。カーレンの母が殺されたときに残されていた花だったのだとか。
物語を通して、その花は大きな謎解き要素になりそうです。
カーレンとしては彼女がスパイであるという可能性も考えているようで、早く疑いが晴れると言いですね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第4話 | 第5話 | 第6話 |