ピッコマで公開されている「誰かが私に憑依した」の感想と考察になります。
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「誰かが私に憑依した」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【58話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
皇帝の意見は
カシルに科す刑罰について裁判長に幽閉刑を求める皇后。北の塔に一生閉じ込めるのが妥当だと。
傍聴人たちも皆同意のようであり、このまま決まりかに思われたところ、皇帝が反論。何としても愛する側室テレサと息子カシルを守りたいみたいです。
こんな問題児を守ろうとするだなんて、皇帝は今後もずっと苦労し続けそうですけどね…。
皇帝の主張ではカンナにも非があるから両者に罰を与えるべきだということで、カシルには3年間の国外追放、カンナには罰金刑でどうかと。
シルビアンもその提案にあっさりと同意し、裁判長によって正式に判決が言い渡されることに。
彼があまりにもあっさりと皇帝の意見に同意したことに違和感が感じられますが、実はこれは予定通りだったよう。おそらく皇帝は両者に軽めの罰を求刑するだろうとカンナは推測していて、それを受け入れて欲しいとシルビアンに頼んでいたみたいです。
そしてこの件はお互いに軽い罰で話を終わらせたうえで、カンナは新たな告発でカシルを追い込む作戦らしく。これによって自分への刑は軽く済ませてカシルにだけ重罰を与えようというわけですね。中々の策士です。
新たな告発
両者に刑が下されて裁判も終わりかと思われたところ、すかさずカンナは立ち上がってカシルの新たな罪を告発。彼には東大陸貿易船の船員たちを毒殺しようとした疑いがあると。
まさかの告発にカシルは取り乱し、会場中はざわついているよう。彼ならやるだろうなと会場の誰もが思ったでしょうね。笑
それから医師のアイジェクが証人となり、カシルから送られてきた犯行を指示する手紙も証拠として提出。筆跡がカシル本人のものだと確認され、もう言い逃れできない状態に。
アイジェクは何日間もアレクサンドロから拷問を受けていましたから、大人しくカンナ側につくことを選んだのでしょう。
これ以上息子を守ることができないと思った皇帝は頭を悩ませた末、手首を切断する刑を求刑するという。一生北の塔に閉じ込められる幽閉刑よりはまだましだろうと考えたのでしょう。
そのまま皇帝の求刑通りの判決が下り、その場で刑が処されてカシルは手首を切断されることに。
その光景を見つめるカンナは気味が良さそうに笑みを浮かべていました。人間狩りだと言って自分を殺そうとしてきた相手ですから、当然の感情かもしれませんね。
ただカンナとしては幽閉刑のほうが良かったのではと思いますがどうなのでしょうか。手首を切られてもカシルは皇子として生き続けるわけなので、カンナを恨んでまた危害を加えようとしてくるのではと…。
今後の人生でもカシルへの警戒は必要になるかもしれませんね。
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