ピッコマで公開されている「誰かが私に憑依した」の感想と考察になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第56話 | 第57話 | 第58話 |
「誰かが私に憑依した」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【57話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
カシルの罪を問う裁判
皇后主導のもとカシルの罪を問う裁判が開かれることに。カンナに対する拉致、殺人未遂の容疑なのだと。
カンナはシルビアンと共に証人として出席し、傍聴人として多くの貴族たちが集まっているみたいです。被告人が第3皇子であり、被害者がバレンティーノ公爵夫人ということで、注目度が高いのは必然でしょう。
そしてこの裁判にはそれぞれの思惑があり、まず皇后はカシルを皇室から追い出したいよう。これについては前回第56話でも触れられていましたね。
また傍聴人として集まった貴族たちも皆カシルに対する重罰を望んでいるようで。
過去に何人もの貴族女性たちがカシルからの被害に遭っており、彼がまともな人間ではないというのは誰もが知るところですからね。カシルの死刑を求める嘆願書も皇室へ大量に届いているらしく、それが帝国民の総意と言っても過言ではなさそうです。
一方皇帝は何が何でもカシルを守るつもりなのだと。皇帝は側室テレサを愛していて、彼女との子供たちも大切にしており、何ならカシルは皇帝が一番愛してやまない子なのだとも。
そのため皇帝はどうにかして今回も流刑という判決で裁判を終わらせたいみたいです。裁判において皇帝の存在が厄介になりそうですね。
カシルの暴走
裁判が始まり、カシルはカンナに対する拉致や殺人未遂を認めることに。ただそれがバレンティーノ公爵夫人だとは知らなかったとも。
カンナは自分を標的とした狩りが始まる前に身分を明かしたと主張しましたが、そんな話は聞いていないとカシルは反論。都合よく嘘をついて面倒な奴です。
そもそも被害者が公爵夫人でなければ許されるという話でもないと思いますが…。
そしてカシルは逆にカンナが死刑になるべきだと主張。皇族に危害を加えたのだから死んで当然だと。
ここら辺からカシルの暴走は止まらず。国や法よりも上に皇族がいるのだと言い出し、自分の主張は絶対だと言わんばかりに声を荒らげるという。
カシルの思惑としてはカンナを死刑に値する罪人とし、自分のほうは流刑どころか無罪までもっていこうとしているみたいです。とんでもないですね…。
そんな彼の愚かな言動にますます傍聴席からは冷ややかな視線が集まり、皇帝までも頭を抱えているよう。皇帝としては息子にこれ以上余計な発言をして欲しくないでしょうね。大人しくしているほうがまだ減刑の可能性がありそうですから。
愚かなカシルが勝手に自分の立場を悪くしているようで、カンナ側からしたら好都合ですね。
皇后が口を開いた
どんどん息子の立場が悪くなる状況に頭を抱える皇帝の横で、皇后が重い口を開きました。
予想外だったのか隣で皇帝は驚いている様子。普段こういう場で皇后が意見を言うことは少ないのかもしれませんね。
皇后は慎重に言葉を選ぶようなこともなく、ストレートにカシルの非を指摘。皇帝を除くと立場的に皇子に対して忖度せずに意見できる唯一の存在かもしれません。
そして皇后はカシルに与える罰について、北の塔に一生幽閉するのが妥当だろうと刑を要求していました。
もちろんカシルは最後まで抵抗するでしょうし皇帝が減刑しようと割って入るかもしれませんから、最終的な判決がどのようになるのか注目ですね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第56話 | 第57話 | 第58話 |