ピッコマで公開されている「誰かが私に憑依した」の感想と考察になります。
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「誰かが私に憑依した」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【38話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
皇帝の登場
気を失っているカンナに対し、早く治療しろと首を絞めながら要求してくる皇后。あまりにも酷すぎますね…。
そんなところにちょうど皇帝が通りがかり、こんなに下品だったとはと皇后に対して吐き捨てるように言い放っていました。
カンナに対する行いもそうですが、何より皮膚病により肌がボロボロになった彼女の姿を見てそう思ったのでしょうね。
皇帝は皮膚病に苦しむアメリアのことを汚らわしいものとして扱っていたので、彼にとって皇后も同様の存在になったのでしょう。
皇帝から汚物のように扱われた皇后はますます発狂し、こうなったのはカンナのせいだとさらに声を荒らげていました。
あまりにも見苦しすぎて見ていられないですね…。
そこにやって来たのは
皇后が気絶しているカンナにひたすら暴言を吐く中、そこにやって来たのはカンナの父であるアディス公爵でした。
彼は戦場から戻ってきて直接ここへ来たのか服装もボロボロの様子。カンナが裁判にかけられて牢獄に入れられているという話を聞いて真っ先に皇居へ向かったのかもしれませんね。
予想外の状況に皇后が唖然としている中、アディス公爵はほとんど何も言うことなくカンナを抱きかかえて部屋を出て行くことに。
噂に反してアディス公爵がカンナを大切にしているというのが伝わってきますね。
ちなみにカンナは気を失ったふりをしているだけであり、演技を続けながらもまさかの展開に困惑しているようでした。
結局カンナは父の馬車で邸宅まで連れて帰られ、その道中ずっと父の肩にもたれかからされて寝たふりを続けるという。
耐えられないほどの気まずさという意味ではカンナにとって地獄だったかもしれませんね。笑
カンナの選択は
邸宅に帰ってから数日が経ち、再びアディス公爵が外出して不在となったタイミングを見計らって皇后がカンナを訪ねてきました。
相変わらず皇后は苛立っている様子でカンナに薬を要求してくるという。
治療をお願いする立場でなぜそんな態度をとれるのか理解に苦しみますね。
ただカンナは意外にもあっさりと薬を渡し、それを飲んだ皇后の皮膚の湿疹はみるみるうちに良くなって苦しみから解放されることに。驚くほど即効性がある薬ですね。
そして皇后は苦痛からの解放によって涙を流しながらカンナの前で座り込んでいました。彼女は今何を感じているでしょうか?自分の愚かさを認識してカンナに感謝して欲しいものですが。
それにしてもあっさりと治療してあげたのは予想外でした。もっとカンナが敢えて皇后を苦しめる展開になるかと思っていたので。
一応カンナとしてもただ慈悲を施したわけではなく、これが自分にとって利益をもたらす選択だと考えているよう。人柄がクズであっても皇后という地位の人物であることには変わりないですからね。
今回助けた分皇后にはカンナへ恩を返して欲しいものです。
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