ピッコマで公開されている「誰かが私に憑依した」の感想と考察になります。
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「誰かが私に憑依した」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【23話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
まさかの強い味方?
カンナが第2皇女リリアンヌからワインをかけられて騒動になっている中、その場には皇后が現れました。今回が初登場ですね。
皇后の登場にリリアンヌの顔がこわばることに。というのもどうやらリリアンヌは側室の子であり、皇后からは嫌われているよう。
この状況を利用しようとカンナはとっさに涙を流して、リリアンヌを完全なる悪者にしていました。
まあカンナが泣こうが泣くまいが悪いのはワインをかけてきたリリアンヌなわけですが、周囲の同情を買うには涙は効果的ですからね。
皇后はリリアンヌを厳しく叱りつけ、そしてカンナのことは優しく抱き寄せて慰めてくれることに。こんなに明白にカンナの味方をしてくれるとはさすがに予想外でした。
リリアンヌは皇后に口ごたえできるはずもなく謝罪していましたが、皆の前で恥をかいたこの状況に憤りを感じているよう。もちろんその怒りの矛先はカンナなのでしょう。
こうなると前回カンナが提案した協力関係は到底受け入れられないでしょうね。カンナとしてもリリアンヌを味方にする作戦から切り替えたのかもしれません。
リリアンヌの母
リリアンヌが皇后から叱られている中、彼女の母であるテレサ・イザベルクがその場にやってきました。
テレサは西大陸を席巻したロマン小説や演劇の主人公であり、賤民出身で皇帝の側室まで成り上がった女性なのだと。誰もが認める美貌の持ち主のよう。
気の強い皇后とは正反対で、テレサは控え目でしおらしい女性という印象です。
彼女が一緒に娘の無礼を謝罪したことでひとまず事態は収束することに。
側室のテレサも第2皇女リリアンヌも皇后の前では大人しく頭を下げるしかないようで。今回のやり取りで力関係がはっきりと見えましたね。
皇后が味方をする理由
騒動が収まった後も皇后はカンナに優しくしてくれて、パーティー会場を出て裏の部屋へと連れて行かれることに。
そこには皇后の娘である第1皇女アメリアの姿が。なぜか彼女はベールで顔を隠しているという。
どうやらアメリアは病気を患っていて人前で顔を見せたくないみたいですね。顔面麻痺を患っていたルーシーと状況が似ていそうです。
同じく顔面麻痺なのか皮膚病だったりするのか詳しくは明かされず。最後にチラッと顔を出すシーンがありましたが暗くてよく分かりませんでした。
そして皇后はカンナがアディス公爵家の末娘の病気を治したという話を聞いたらしく、自分の娘も治療して欲しいということでここへ連れてきたよう。
なるほど…。だからパーティー会場であんなにカンナを守ってくれたわけですか。確かに理由もなく味方してくれるはずがないですからね…。苦笑
クロイの企み
カンナがルーシーの病気を治した件について、皇后はクロイ・アディスから話を聞いたのだと。これはまた意外ですね。
ただクロイが好意でカンナの評価が上がるようなことをするはずがなく。彼女は裏の意図をすぐに察していました。
もしアメリアの病気を治せなかった場合に自分は皇后からの怒りを買って首都から追い出されるだろうと。さらにルーシーも嘘つき扱いされて罪を被せられるかもしれないとも。
つまりクロイは治療が失敗するほうに賭け、カンナのことを皇后に教えたわけですね。そしてカンナとルーシーを始末できることを期待しているのでしょう。本当に小狡い奴です。
カンナはまだアメリアの治療を引き受けるとは回答していませんが、まあ断る選択肢は無いでしょうね。断った時点で皇后からの怒りを買いそうですし。
もしアメリアの病気を治せたなら逆にカンナの名声はまた跳ね上がると思うので、このチャンスを上手く活かして欲しいものです。
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