ピッコマで公開されている「旦那が美貌を隠す訳」のネタバレと感想になります。
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「旦那が美貌を隠す訳」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【23話】ネタバレ
エルデンの悲しみ
レティーシャはエルデンの手を掴み、頬に涙を伝わせていた。
「さっきのあれは…」レティーシャは必死に言葉を紡ぐ。
城の外には、ハルステッドを奪おうとするものがたくさんいること。
レティーシャが恐れるのは彼らであって、エルデンではないこと。
「あなたは…バケモノなんかじゃない!」涙をこぼしながら言い募るレティーシャを見てエルデンは困り、慌ててしまう。
涙ながらに先ほどの自分の行動を言い訳するレティーシャ。
「私は…エルデンのこと嫌いなんかじゃない」エルデンはその言葉に仮面の奥で目を見開いた。
そしてレティーシャの足元に跪き、その手を取ると「もう一度言ってくれませんか?」とお願いする。
レティーシャは不思議に思いつつ、エルデンの「もう一度だけ…」という小さな願いに、「エルデンのこと、嫌いなんかじゃない」と繰り返した。
エルデンはその言葉に涙を浮かべた。
そしてレティーシャの手をぎゅっと握ると、気にしないと決めたはずなのに、たったそれだけの言葉で自分の心が救われたと実感する。
そんなエルデンの姿を見て、レティーシャは「みんなが見ていたから、私たちの関係を変に思われたりしたくなくて」と自分が拒絶した理由を改めて言葉にする。
エルデンはそれを聞いて「僕たち夫婦なのに?」と疑問を口に出す。
そのことをすっかり忘れていたレティーシャは大慌てで誤魔化した。
レティーシャの悲しみ
「レティーシャは本当に優しい」エルデンはしみじみと呟いた。
「だからこそ尚更早く進めなければ」その言葉にレティーシャは「何をですか?」と笑顔で問いかけた。
「僕たちの離婚です」エルデンのその言葉に、今度はレティーシャが傷つく番だった。
エルデンは続ける。「レティーシャも立派に成長したし、得た資金で新しい門出に問題はないでしょう」レティーシャの悲しみはエルデンに伝わらなかった。
レティーシャは口を開いた。
「条件があります」「私たちの離婚はバルロッサを倒してからにしましょう」レティーシャは内心怒っていた。
なにもかも勝手に決めてしまうエルデンに、自分だって出来ないことはないのだと見せつけてやりたかった。
「バルロッサ討伐に私も行きます。エルデンとドラゴンに乗って」
紅蓮の大悪魔
翌朝、クモの墓。ストーンゴーレムたちは噂話をしていた。
クラクスが死んだこと、ハルステッドの大悪魔、他の領主が加勢してくれること…。
ストーンゴーレムたちは思い思いに考えを話し不安がっていた。
するとその時、頭上に大きな影が横切る。
見上げると、それは大きなドラゴンに乗ったレティーシャとエルデンの姿だった。
【23話】感想
すれ違ってしまう二人の感情にやきもきしてしまう回でした。
レティーシャもエルデンもお互いのことが大好きなのに、なかなか上手くいきませんね。
続くバルロッサとの戦いで、二人の関係は変わってしまうのでしょうか?次回がとっても気になります。
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