ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【8話】ネタバレ
教科書を隠す男
シャーリーズが申請した教科書を明らかに隠しているロバート伯爵に対し、彼女は詰め寄る。
その布の下にあるのはアデリオが書いた帝王学の教科書ですねと。
するとロバート伯爵は明らかにシャーリーズに対して軽蔑の視線を送って来る。
実力のない名誉騎士で、公爵家の悪女。周囲が認識しているシャーリーズは、まさにロバート伯爵が嫌っている人物である。
教科書があるのに届けなかったのはなぜかとシャーリーズが問い詰めると、あなたには教科書を活用できないからだと彼は答えた。本の持ち主は本に相応しい者でなくてはならないと。
さらには、あなたは無知です!とはっきり言い、シャーリーズのことを見下してくる。
そんな相手に対し、たったそれだけの理由で?とシャーリーズが睨みつけると、ロバート伯爵はビクッとして少したじろいだ。
一瞬怖気づいたものの、甘やかされて育った貴族の女のくせに…!と相変わらずシャーリーズのことを見下しているようだ。
するとシャーリーズは、第1章…と切り出して、唐突に教科書の内容を暗唱し始めた。彼女は教科書の内容を全て覚えているようだ。
その暗唱する言葉は完璧な皇族の発音とアクセントであり、それを耳にしたロバート伯爵は動揺するのだった。
返り討ち
暫くシャーリーズの暗唱が続くと、もう結構です!と言ってロバート伯爵が止める。
そしてまた噛みついてきた。内容を覚えているからなんだと言うんですかと。暗記すれば身につくものではないと言うのだ。
彼には知る由もないが、シャーリーズは魔剣だった何百年もの間その本を暗記しただけではなく、歴代皇帝の意見まで全て聞いてきたのである。
暗記しているだけではないことを証明するため、私に何か質問してみてはどうでしょうかとシャーリーズは提案する。
どうせ答えられないくせに…とロバート伯爵は彼女を見下しながら、筆者の考える帝王学において最も重要なことは何かと問うてきた。
それは本質を見抜く力。シャーリーズは一瞬で答え、ロバート伯爵はまたも動揺する。
ただ答えを言うだけではなく、シャーリーズは帝王学の存在意義や、その学問の正しい捉え方など、非の打ち所がない説明を付け加えた。
それ以上何も言い返せないロバート伯爵は、そのうち死ぬという噂の第13皇子に教えたところで何の意味もない!などと声を荒らげる。第13皇子にあなたの言うことが理解できるか!とも。
そう言って取り乱すロバート伯爵に対し、シャーリーズは冷静に言い返した。
あなたよりは皇子のほうが教科書を理解できるでしょう。それはそうと言動はくれぐれも慎まれるよう気を付けたほうがよろしいかと。
彼女が蔑むようにそう言うと、ロバート伯爵は完全に怖気づき、見下してきた男を見事に返り討ちすることに成功した。
そして無事シャーリーズは無事教科書を入手することが出来るのだった。
【8話】感想
ロバート伯爵はとんだしょうもない男でした。今までの話で一番イラっとしたキャラです!
決めつけでシャーリーズを見下し教科書を隠した挙句、反論できなくなったら第13皇子ディランのことまで悪く言うとは。
シャーリーズに知識があると分かった途端に、ディランを理由に本を渡したがらないあたり、彼に信念なんてあるわけないですね。
本は相応しい人が手にしなければならないとか信念がある感じ出しておきながら、ただ自分の思い通りにさせたいだけなのでしょう。
何はともあれ、シャーリーズが教科書を入手出来て良かった!とにかくシャーリーズがカッコいい!笑
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