ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」の感想と考察になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【75話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
父との再会
シャーリーズは皇居内で父ローナン公爵と遭遇しました。
3年ぶりに皇居に帰って来てから父と顔を合わせるのはこれが初めてになりますね。
声をかけてくるローナン公爵にシャーリーズは相手もせず立ち去ろうとしましたが、父の態度は昔とは全く違うよう。
土下座のような形で床に座り込み、シャーリーズのことを助けたいのだと言い始めました。
何を今さらという感じですね…。何から助けようというのかもよく分かりませんし、そもそもシャーリーズはローナン公爵家の助けが必要なほど弱くはないですからね。
これまでの感じだとシャーリーズの家族で兄2人はわりと彼女に寄り添う姿勢を早めに見せ始めていた気がしますが、父は最後まで頑なだった印象でした。
それなのに今回父が態度を一変させてきたというのはちょっと驚きではありますね。
まあそれでも過去に受けた仕打ちを考えたら、シャーリーズが家族を許す必要なんてないと思いますけどね。
態度が変わった理由
ローナン公爵の態度が変わった理由は、亡き妻レイチェルによるものでした。
彼は長い月日が経ってもなおレイチェルへの気持ちを強く持っていて、とある道具を入手して夢の中でレイチェルに会うことに。
それはエヒリトの涙で作られたという特別な道具で、この世を去った人の魂と夢で会えるというものみたいです。
エヒリトの名前がつく物であれば結構なんでもありなんですね。笑
夢の中で再会したレイチェルは、3人の子供たちを全員大切に思っていて、笑顔で子供たちの話をしていました。
まさに子供たちを愛する母の顔という感じですね~。
シャーリーズを産んでレイチェルが亡くなったということから、ローナン公爵はシャーリーズを酷く恨んでいたのですが、レイチェル本人は全く娘を恨んでなどいなかったという。
そんなレイチェルの気持ちを知ったローナン公爵は、態度を急変させてきたわけです。
どちらかというとシャーリーズへの申し訳なさというより、レイチェルへの申し訳なさという感じなのですかね…?であればシャーリーズに失礼な気もしますが。
それにどんな事情があってもローナン公爵のことは許し難いなと。子供時代のシャーリーズを蔑ろにした事実は消せないですからね。
ローナン公爵視点のエピソードを見たうえで、シャーリーズが彼を許す必要はないなと思ってしまいました。
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