ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第4話 | 第5話 | 第6話 |
「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【5話】ネタバレ
妖精とシャーリーズ
浴槽につかっているシャーリーズの前に現われたのは2人の妖精。
シャーリーズには妖精の血が混ざっており、その血筋の人間にだけ妖精を見ることが出来るのだ。
妖精は魔力を食べて生きており、シャーリーズには魔力量の限界がない。だから妖精は度々彼女に会いに来るのである。
シャーリーズはお腹を空かせた妖精にいつも親切に接していた。妖精たちは受けた恩を決して忘れることはなく、いつか助けになってくれるだろうと。
今回も快く魔力を与えると、妖精たちは満足したようで、嬉しそうに帰って行った。
シャーリーズも妖精たちと顔を合わせて気分が良くなり、何かいいことがありそうだとポジティブな気持ちになるのだった。
就寝前のこと
入浴を終えたシャーリーズは自分の部屋に戻った。
彼女はこれから皇宮に寝泊まりし、もう公爵邸に戻ることなど無いのだろう。少なくとも数年は皇宮で暮らす覚悟でいた。
ベッドに座り一息つくと、魔剣キーラだったころの記憶が蘇って来て、あの時の苦しみが今でも感じられる。
彼女は復讐のためにこれまで順調に準備を重ねてきて、そして今はもうディランの師匠となったのだ。
若い皇子を手懐けるくらいできないはずはないが、それでもディランのことは侮ってはいけないと警戒していた。
正体を隠すことは酷く疲れるものであるが、ずっとディランを見守って来た使用人たちですら彼の価値を知らないのである。ディランはそれほどの天才ということだ。
気を引き締めなければ…と思いながら、ベッドに入って眠りにつこうとするシャーリーズ。
しかしちょうどその時、刃物を持った怪しい男が部屋に入って来て、シャーリーズに襲い掛かって来るではないか。
彼女はとっさに短剣を持ち、一瞬で返り討ちにしてしまう。切られた男は床に倒れ込み、ただの…名誉騎士だと…聞いたのに…と言って息絶えた。
彼女はディラン同様に本当の力を隠していたのである。その方がディランの興味を引くのに都合が良いからだ。
襲ってきた男はシャーリーズの命を狙った暗殺者。皇族の師匠になってすぐに暗殺者が来るとはさすがのシャーリーズも予想外であった。皇族勢力の誰かが送ったのは間違いないが、誰かまでは分からない。
とりあえずシャーリーズは、魔法を使って男の死体を処理するのだった。
ディランのほうは
暗殺者を片付けたシャーリーズはディランのことを考えていた。
彼女が蘇る以前のディランは武器も武芸も持っていなかった。普通皇族なら必ず手に入れようとするものである。
そんな武力を持っていないからこそディランは誰にも牽制されずに生き残ることが出来たのだろう。
しかし今ディランにはシャーリーズという師匠がいる。第13皇子が剣術を選んだということは、皇位継承権争いに参戦すると宣言したようなもの。
つまりこれからは他の皇族勢力から牽制されることになるのだ。
これは蘇る前の歴史とは異なる最初の流れである。
きっとディランの元にも暗殺者が送られたであろうが、シャーリーズはまだ自分の力を隠しておきたい。きっとディランなら大丈夫だろうという思いもあり、助けようとはしないのだった。
一応廊下に出てみると、悲鳴声だけが少し聞こえてきて、シーンと静まり返る。
ディランが暗殺者を片付けたようねと思うシャーリーズ。ドアの向こうにはディランの気配を感じているのだった。
一方ローナン公爵邸でのこと。
ローナン公爵は侍従に対し、最近公女の姿が見えないが何かあったのか?と聞いているのだった。
【5話】感想
シャーリーズのところにやって来る妖精たちが可愛いです。お腹を空かせた妖精たちにはいつも優しくしているようで、きっといつか恩返ししてくれるはず!結構重要な場面で力になってくれそうな予感がしますね。
またシャーリーズの元には暗殺者が送られてきました。一瞬で返り討ちにするのはさすが。
ディランのほうは実際に倒す場面は描かれていませんでしたが、シャーリーズの予想通りちゃんと倒すことが出来たのでしょうか。ちょっと気になります。
そして最後に、公女の姿が見えないが…と言っていたローナン公爵。シャーリーズは父に何も言わずに家を出たということでしょうか?笑
娘に関心がない父という感じかと思っていましたが、意外と寂しがったりするのですかね?ローナン公爵家の今後の動きにも注目したいです。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第4話 | 第5話 | 第6話 |