ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【49話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ディランからのダンスの誘い
暗黒街を掃討する活躍をしたシャーリーズとカフーを称える舞踏会。
ディランがシャーリーズのもとにやって来て、最初のダンスを誘ってくる。
そして、今日一日だけはカフーではなく自分だけを見て欲しいと彼は言うのだ。
通常であれば入場の時にエスコートしてもらった相手と最初のダンスを踊るのが礼儀である。そうなると相手はカフーでなければならない。
シャーリーズはなんだかずっしりと気分が重くなり、心に何か引っ掛かりを感じながらも、ディランの誘いを受けるのだった。
それから2人は手を取り合ってダンスを踊る。
師匠であるシャーリーズはディランに社交ダンスを教えたことなどないが、彼の踊りは完璧だ。
どうやらシャーリーズと踊りたくて一人でたくさん練習してきたのだとか。
2人のダンスの美しさに周囲の者たちも見惚れているが、カフーだけはそれを複雑な表情で見つめているのだった。
複雑な気持ちのカフー
ディランとシャーリーズのダンスを複雑な気持ちで見つめるカフー。
彼には少し気になることがあった。ディランの着ている衣装についてである。
先日カフーは専任の衣装室から衣装制作を断られていた。その衣装室はデルモン公爵家と長いこと取引を続けていた相手でもある。
10年間も信頼関係を築いてきたのにこんなに突然…?とカフーは疑問を抱いていた。
そしてなんと今日ディランが着ている衣装は、カフーがその衣装室に依頼しようとしたものによく似ている。
ディランが多額の違約金を支払ってその衣装室にデルモン公爵家との取引関係を絶たせていたことは、カフーには知る由もない。
きっとただの偶然だろう…とカフーは思うようにした。
ただなぜだかシャーリーズを奪われてしまったような気分になるのだった。
カフーが話したいこと
シャーリーズとのダンスを終えて余韻に浸っていたディランのもとにカフーがやって来た。
少し話したいことがあるからとカフーは言い、場所を移動して部屋に2人きりに。
カフーはまず自分を皇室第1騎士団長に任命してくれたことに感謝を述べた。
それからいよいよ本題に。カフーは先日シャーリーズが自分の邸宅に泊まった時のことを話し、彼女は様々な姿を見せてくれたと言う。
そして周囲が後押しするように自分が彼女と結婚してもいいのではないかと口にしたのだ。
最近臣下たちの間ではシャーリーズとカフーの結婚話が推し進められている。それは先日の会議でも議題にあがり、ディランも当然知っているわけだが、彼からしたら当然許せるはずもなく。
ディランは少し苛立った様子で、カフーの言葉をとても受け入れる様子ではない。
カフーの知っている回帰前のディランは平安に暮らしていたはずだが、なぜこのように変わってしまったのだろうかと疑問を感じた。
不快な話にディランは殺気立ち、今度はもっと良い話で呼んで欲しいものだと言い残して、その場を立ち去っていく。
カフーもそれ以上主張することはできず、ただただ立ち尽くすしかなかった。
回帰前の記憶は霧がかかったように不完全なものだが、はっきりと思い浮かぶものがある。
皇帝が征服戦争をしていた時、カフーは一度だけ第13皇子を見たことがあったのだった。
【49話】感想
ディランが敢えてデルモン公爵家と取引関係のある衣装室を奪ったのは、カフーに対する特別な対抗意識みたいなものがあるのかもしれませんね。
今日だけはカフーではなく自分だけを見て欲しいとシャーリーズに伝えた言葉からも、そういう気持ちが感じられます。
結局シャーリーズはディランとダンスを踊り、カフーは複雑な心情でそれを見つめているようでした。
それからカフーは周りが望んでいるシャーリーズとの結婚を進んで受け入れる意思を明らかにしましたが、ディランは非常に苛立っている様子です。まあ当然そうなりますよね…。
今回のことでまたディランがカフーを目の敵にしそうな気もしますね…。これからどうなってしまうのか気になるところです。
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