韓国漫画の感想考察(※ネタバレあり)

【ネタバレ22話】暴君を手懐けて逃げてしまったの最新話のネタバレと感想!最終話の結末まで更新

ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。

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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。

【22話】ネタバレ

カフーを襲った異変

カフーはある時から体に異変を感じていた。

それは2年前のこと、なぜだか体が小さくなったような気がしたのだ。

そして全てのことがすでに経験したことのように思えてくる。常に既視感を感じるのである。

それから時々ぼんやりと頭に浮かんでくる場面があるが、その出来事がそのまま実現してしまう。

この現象は一体何なんだろうかと彼は戸惑った。

皇太子妃の懐妊や新しく生まれた皇族の名前など、次々と彼の予言は当たっていった。

歴史的な預言者たちの記録を読んでみても自分と一致する症状は見当たらず、悪魔に憑りつかれたのだろうかとも思った。

ただ一番彼を困惑させたことが他にあった。

それは全ての未来を正確に言い当てることは出来ておらず、当たらない事柄には必ずシャーリーズ・ローナンがいるのだ。

彼の見る未来とは違う行動をする唯一の人物がシャーリーズなのである。

そんなシャーリーズが一体どんな人物なのか、なぜ自分の見る未来とは違う行動をするのか、彼は疑問に思っているのだった。

カフーが読めない未来

テラスでシャーリーズと顔を合わせたカフーは、第一声からこう言った。

あなたはなぜ失踪せずに生きているのですか…?と。

彼が見た未来ではシャーリーズは行方不明になっているはずなのだ。彼にはシャーリーズが魔剣キーラとして生きた時間軸の出来事が見えているようである。

突然そんな質問をされたシャーリーズは、何のことかわかりませんと戸惑いながら答えた。

それからカフーは以前両家で交わされていた政略結婚の話をし始め、そして謝罪した。それは彼がシャーリーズの関心を引きたかったものだと。

以前の人生で失踪することが無ければ彼女はカフーと結婚し、お互いに礼を尽くして暮らす夫婦になったのかもしれない。

それでももう今は皇族への怒りを抱えたまま復讐せずには生きられない状態となってしまったのだ。

そのため、私は誰かの妻として生きていきたくないです!とカフーの前ではっきりと言った。それは、あなただけは私の人生と関わってはいけないというシャーリーズの強い意思でもある。

復讐の人生にディラン以外は必要ないと。

そう思い、彼女はカフーを残してテラスを後にするのだった。

ディランの疑問

会場に戻ったシャーリーズは、周囲から注目を集めた。それは悪女という悪い評判のためである。

彼女を見つめる人の中にはディランもいた。本当に師匠は皆が注目するほど有名なんだねと彼は思う。

そして、正体を隠してまで剣術大会に参加したのかを疑問に思っていた。ここまで読めない人は初めてだとも。

ディランはシャーリーズという人物が未だに分からずにいるのだった。

今日がそのとき

パーティーが終わった後、シャーリーズは第13皇子宮に戻った。暫くここで暮らしている彼女にとっては、もはや家みたいなところである。

お帰りなさい!と嬉しそうに近づいてくるメリー。きっとパーティーの話を楽しみにしているのだろうが、今日のシャーリーズはそんな気分ではなく、温かいお湯を用意してほしいという用事だけ頼んだ。

風呂に入りながらカフーのことを思い出すシャーリーズ。

あなたは一体何を考えているの?と思いながらも、やっぱり今私にとって重要なのは復讐だけだ!と思い直した。

ディランの母である第7后妃が亡くなるのはもうすぐだ。まもなく彼女は激しい苦しみを訴えることになるだろう。それは今日なのか、明日なのか。

そんなことをシャーリーズが思っていると、使用人の大急ぎでディランに報告する声が聞こえてくる。

第7后妃が発作の症状で苦しんでおり大変な状態であると。シャーリーズの思っていた通り、それは今日起こった。

ディランは真っ先に母の元へ向かい、見たことないほど動揺した表情を浮かべている。

そんな状況がシャーリーズの部屋にも伝わってくるが、一応朝までは待とうと彼女は思った。

母が苦しむ姿をディランが自分の目で見なければならない。後からヒール草を渡したら、どうして今さらと恨まれるかもしれないが、最終的にはありがたさだけが残るだろう。

ディランを手懐けるためにはこの状況を利用しなければならないとシャーリーズは思っているのだった。

【22話】感想

記事のほうにもコメントいただきましたが、カフーが見ている未来は、シャーリーズが魔剣キーラとなった時間軸の出来事ということですね。

シャーリーズが過去に回帰したとき、カフーにも何となく記憶が残っており、その記憶を思い出してしまうのが本人にとっては未来予知のように感じているということでしょう。

とりあえずカフーは今後重要な人物になってきそうな雰囲気がありますね。

そしてディランの母が今日激しい発作に襲われる事態に。それはシャーリーズにとって予想通りの事でしたが、とりあえず朝まで待つようです。

全ては帝国への復讐のため、ディランを手懐けるため。シャーリーズも中々非情ですね。その決断に若干躊躇いがあるように見えなくもないですが彼女の意思は固そうです。

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